この記事で解決できるお悩み
- FXのトレンドって?
- FXはトレンドフォローがいいと聞いたけど?
- FXのトレンドラインの引き方を知りたい
と悩んでいる方の悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する『トレンドの掴み方とトレンドラインの活用法』を理解すれば、FX初心者でもトレードを有利に進められますよ。
なぜなら、私もトレンドの読み方を身に着けたことで、利益を上げることが出来るようになったからです。
それでは以下で『FXのトレンドって?トレードを有利に進めるトレンド戦略を解説!』をお届けします!
※すぐにトレンドラインを利用できるツールFX会社を知りたい方は、「トレンドラインを引けるツールのFX会社」をクリックしてください!
FXでよく見る「トレンド」とは?
「トレンド」とは、為替相場の方向性の事です。
為替相場はその国の通貨に人気が出ると買われて上昇し、不人気になれば売られて下落します。
このように売り手と買い手のパワーバランスによって、トレンドは発生します。
相場を動きには、トレーダーの思惑が大きく関係しています。
日々のニュースや材料が出るたびに、世界中のトレーダーがどう動くかを予測するのも重要ですよ。
FXのトレンドは3パターン
FXの相場は大きく分けると、「上昇トレンド」「下降トレンド」に加えて、トレンドが発生していない状態の「レンジ」の3つに分類されます。
順番に解説しますね!
FXの相場
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- レンジ相場
1:上昇トレンド
上昇トレンドとは、チャート全体が右肩上がり上昇している状態です。
最も利益につながりやすい状態で、安いうちに売って、高くなったら売れば利益になります。
具体的には、1ドル=100円の時に1ドル保有し、1ドル=101円になった時に売れば、1円の利益を得られますよね。
これがFXの最も基本の為替差益の出し方です。
2:下降トレンド
逆に下降トレンドでは、右肩下がりに価格が下落していきます。
FXは株と違い、売りから入ることで、下降局面でも利益を上げられますよ。
たとえば、1ドル=100円の時に、持っていない1ドルを売ります(空売りと言います)
1ドル=99円に下落したら、1ドルを買い戻しすことで1円の差額を得られます。
3:レンジ相場
レンジ相場とは、一定の変動幅で価格が上がったり下がったりを繰り返している状態をいいます。
上昇トレンドや下降トレンドは常に発生しているわけではなく、実は相場の7~8割はレンジ相場です。
レンジ相場の投資戦略は、相場の反転の狙う「逆張り」かレンジからトレンドに変わる瞬間を狙うのが有効です。
ただし、逆張りは相場が反転することを読んでエントリーする方法なので、初心者には少し難易度が高い戦略でもあります。
逆張りとトレンドブレイク
逆張りとは今後方向が転換することを予測してエントリーする方法です。
レンジ相場は、底値と天井が読みやすいので、逆張りに向いています。
トレンドブレイクは、底値と天井の行き来を破って、上昇トレンドか下降トレンドに転換することを言います。
FXトレンドラインとは?役割4つを解説
トレンドラインとは、チャートの始点と2点目を結んだ線のことです。
上図のように安値と安値を結んだサポートラインと、高値と高値を結んだレジスタンスラインの2種類があります。
トレンドラインは、トレンドを読む上では4つの重要な役割があるので、順番に解説します。
トレンドラインの役割
- トレンドの方向
- トレンドの強弱
- トレンドの持続力
- エントリーするべきポイント
役割1:トレンドの方向
チャート上に直線のラインを引くと、現在の為替相場のトレンドがどちらの方向に動いているかを視覚的に判断できます。
安値と安値を結んだサポートラインが上向きなら上昇トレンド。
高値と高値を結んだレジスタンスラインが下向きなら下降トレンドです。
ラインが水平ならレンジ相場となります。
役割2:トレンドの強弱
トレンドの傾き(角度)を見ることで、トレンドの強弱もわかります。
例えば、上昇トレンドラインの傾きが急な場合、トレンドが強すぎて保持しきれずに、すぐにラインブレイクしてしまう可能性が高いです。
逆に傾きが緩やかな場合は、トレンドの勢いが弱いので、レンジか下降トレンドに変わる可能性が高いです。
理想的なのは、45度の傾きと言われており、世界中のトレーダーがこれを重要トレンドとして見ています。
役割3:トレンドの持続力
トレンドライン上の反転で、そのトレンドがどれだけ続くかを読み取る材料にもなります。
トレンドライン上で5回以上反転しているラインは持続力の強いトレンドといえます。
ただ5分足などの短期足が上昇トレンドであっても、日足などの上位足が下降トレンドであれば相場は長期足に従うので、長期と短期の両方を見る点が大事です。
役割4:エントリーするべきポイントを見極める
トレンドラインを引くと、エントリーするべきポイントもみえてきます。
たとえば上昇トレンドの場合、2点目、3点目のライン付近で反転したポイントで買いポジションを持ちます。
そしてトレンドラインを割り込んだタイミングで利益確定の売り決済を行います。
FXで勝ちたいならトレンドラインを見るべき理由2つ
FXで勝つためには大きな流れに乗る必要があり、その流れを知るためにはトレンドラインを分析する点が基本中の基本です。
そこでトレンドラインを見るべき理由について、以下の2つのポイントを詳しく説明します。
トレンドラインを見るべき理由
- トレンドフォローしやすくなる
- 価格が変動するタイミングを掴みやすくなる
理由1:トレンドフォローしやすくなる
トレンドラインを活用することで、トレンドフォローがしやすくなります。
FXで利益を上げるための一番シンプルな方法は、上下どちらかのトレンドに従ってエントリーする「順張り」です。
上昇しているので上方向に買いでエントリーするという、とてもシンプルな理屈ですよね。
トレンドラインを引いて、トレンドの向きと強弱、持続性が推測できるようになれば、トレンドフォローで利益を上げられますよ!
理由2:価格が変動するタイミングを掴みやすくなる
トレンドラインを見ることで、売買が流動的になるタイミングがつかみやすくなります。
なぜならトレンドラインの近くでは、多くのトレーダーが注目しているために取引量が増え、価格変動が起きやすいからです。
価格変動が起きるタイミングが分かっていれば、アクションをすべきタイミングもわかるようになりますよ。
例えば、売買量のバランスが変わらすトレンド継続の場合はエントリー、売買バランスが反転しトレンドが転換した場合には損切りのポイントとして判断することが出来ますよね!
FXトレンドラインの引き方
トレンドの役割と、トレンドラインの重要性を理解できたところで、トレンドラインの正しい引き方を解説しますね。
トレンドラインの引き方
- 【前提】ヒゲを考慮するのを忘れずに!
- 上昇トレンドのラインの引き方
- 下降トレンドのラインの引き方
【前提】ヒゲを考慮するのを忘れずに!
ローソク足の上下の「ヒゲ」を考慮することを忘れないようにしましょう!
なぜなら、トレンドラインの起点にローソク足のヒゲを入れるかどうかによってラインの角度が変わるからです。
ヒゲを入れるか入れないかに正解はありませんが、オススメは、ヒゲを含めてラインを引くことです。
理由は、欧米ではローソク足よりもバーチャートを利用している人が多く、ヒゲを含めた方が同じ見方を出来るからです。
上昇トレンドのラインの引き方
上昇トレンドは、2つの安値を結んでラインを引きます。
ポイントになるのは、「いつラインを引くのか」です。
上図の通り、切りあがった位置で安値が出来ても、まだラインを引いてはいけません。
その後、直近の高値が更新されたタイミングで引くようにしてくださいね。
安値同士を結んだ線は「サポートライン」とも呼ばれます。
下降トレンドのラインの引き方
下降トレンドの場合は、2つの高値を通るようにラインを引きます。
ラインを引くタイミングは、高値が出来た時点ではなく、直近の安値が更新されてからです。
高値同士を結んだラインを、「レジスタンスライン」と呼びます。
トレンドラインを引けるツールを持つFX会社2社
トレンドラインの引き方は簡単でしたね!
続いては、トレンドラインを引くことが出来る取引ツールを持つ2社をご紹介します。
トレンドラインを引けるツールがあるFX会社
- PCだけでなくスマホでも:GMOクリック証券
- 分析機能に優れたMT4が使える:外貨ex byGMO
PCだけでなくスマホでも:GMOクリック証券
GMOクリック証券は、PCだけでなくスマホアプリでもトレンドラインが引けますよ!
取引ツール自体も、「見やすく使いやすい」とトレーダーからの評価が高いです。
FX取引高8年連続国内1位(※)と、信頼性も抜群です。
トレンドラインを見ながら取引するなら、持っていて損はない口座の一つです。
※ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)
分析機能に優れたMT4が使える:外貨ex byGMO
外貨ex byGMOは、世界中で人気のチャート分析ツールMT4が使えますよ。
かなりカスタマイズ性の高いツールなので、最初は戸惑うかもしれません。
しかし、使い慣れてしまうと、他のツールでは物足りなくなるほど!
いちどは使用してみることをおすすめします。
FXトレンドラインを使った見極め戦略3つ
これでトレンドラインはいつでも使えるようになりましたね!
次は、相場別にトレンドラインを使った売買戦略について、以下で詳しくみていきます。
トレンドラインを使った戦略
- 上昇トレンドの押し目買いと高値追い
- 下降トレンドの戻り目売りと安値追い
- レンジ相場での高値売り・安値買いとブレイク狙い
戦略1:上昇トレンドの押し目買いと高値追い
上昇トレンドでは、「押し目買い」と「高値追い」が有効ですよ。
押し目買いとは、サポートライン付近までレートが下がったタイミングで買い、反転して上がったら決済する戦略です。
上昇トレンドの中での一時的な下げは、サポートライン近辺で下げ止まって反転上昇する場合が多いです。
そのためこの押し目を狙って安く買うことで、利益幅を広げられます。
また過去の高値を越えるとトレンドに勢いが生まれるので、そのタイミングで買いエントリーを立てる高値追いも上昇トレンド中の有効な戦略ですよ。
戦略2:下降トレンドの戻り目売りと安値追い
下降トレンドでは、「戻り売り」と「安値割れ」が有効ですよ。
戻り売りは、レジスタンスライン付近にレートが上がったタイミングで売りポジションを立て、反転して下がったら利確する戦略を言います。
下降トレンドの中での一時的な上げは、レジスタンスライン近辺で上げ止まって反転下落する場合が多いです。
そのためこの戻りを狙って高く売ることで、利益幅を広げられます。
また安値を更新するとトレンドに勢いが生まれるため、安値追いによる売りエントリーも有効な売買戦略のひとつです。
戦略3:レンジ相場での高値売り・安値買いとブレイク狙い
レンジ相場では、価格が一定の範囲内で上下動を繰り返します。
そのためレンジの上限付近での反転を狙った売り、下限付近での反転を狙った買いを行う「逆張り」が基本戦略です。
またレンジの上限または下限を明確にブレイクした場合はトレンド発生のサインなので、ブレイクした方向へ新規にエントリーしましょう1
FXトレンドを見るのに使えるインジケーター5つ
トレンドライン以外にも、トレンドを見つけるために便利なインジケーターがあります。
初心者でもわかりやすく使いやすいインジケーターを5つご紹介します。
トレンド分析におすすめインジケーター
- 移動平均線
- MACD
- ボリンジャーバンド
- 平均足
- パラボリック
1:移動平均線
移動平均線とは、一定期間における価格の平均値を表したものです。
移動平均線が上向きで、かつローソク足が移動平均線の上にあれば上昇トレンドです。
その逆が下降トレンドとなります。
移動平均線が水平の時はレンジ相場です。
また長期と短期の移動平均線がクロスしたタイミングが、トレンド転換のポイントとなります。
移動平均線については、コチラの記事が参考になりますよ!
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FX移動平均線で読み取る売買サイン!トレードを有利に運ぼう
『移動平均線ってなに?』『移動平均線の見方・使い方を知りたい』テクニカル分析の基本である移動平均線。活用方法を知っているだけで、売買サインが把握できるようになりますよ!FXトレードを有利に進めたいなら、まずは移動平均線を学びましょう!続きを見る
2:MACD
MACDは、MACDラインとシグナルラインの2本線を用いたテクニカル指標です。
MACDラインがゼロライン(水平ライン)よりも上にある時は、買いの勢いが強く上昇トレンド、下にあれば売りの勢いが強く下降トレンドと読み取れます。
また、MACDがシグナルを上抜いた時は下降から上昇へ転換、逆の場合は上昇から下降への転換のサインです。
ただMACDにはダマシも多いので、ほかのオシレーター系の指標と併用することをオススメしますよ。
3:ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、中心線の上下に-3σから3σの「バンド」と呼ばれるラインが現れるチャートです。
見方としては、レンジ相場の時には3σから3σまでのバンド幅が小さく縮小、広がっている場合にはトレンド相場といった具合です。
また、ボリンジャーバンドの角度によって、上昇トレンドなのか下降トレンドなのかもわかりますよ。
バンドが右上がりの場合は上昇トレンド、右下がりの場合は下降トレンドです。
4:平均足
平均足はローソク足の一種で、ローソク足よりもトレンドがわかりやすいです。
その特徴としては、上昇トレンドでは陽線が連続し、下降トレンドでは陰線が連続して現れます。
そのため通常のローソク足で陽線になっていても、平均足で陰線なら、それは強いトレンドになっていないとの判断もできます。
また、陰線、陽線が交互に現れているような状態は、レンジ相場と判断できますよ!
5:パラボリック
パラボリックとは、ストップ&リバースポイント(SAR)を使ったトレンドフォロー型の指標です。
ローソク足の上下に丸印が表示されるのが特徴で、ローソク足の下に丸印があれば上昇トレンド、上にあれば下降トレンドです。
そして下にあるSARを価格が下抜ければ売り、上にあるSARを価格が上抜ければ買いのサインと判断できますよ!
FXトレンドライン活用の際の注意点3つ
トレンドラインを使ってトレードする際には、注意するべき点が3つあります。
失敗しないためにも、ぜひ覚えておいてください。
注意ポイント
- トレンドブレイク時にエントリーしない
- トレンドラインを一度引いて終わりにしない
- トレンドラインに頼りすぎはダメ
注意点1:トレンドラインブレイク時すぐにエントリーしない
トレンドラインがブレイクされたからといって、すぐにその方向にエントリーするのは危険です。
トレンドブレイクはあくまでもトレンドが弱まったサインに過ぎません。
上図を見るとわかる通り、トレンドラインをブレイクしたとしても全体の流れで見れば上昇トレンドは変わらないのです。
早とちりによる損失を避けるためにも、ラインブレイク時のむやみなエントリーは控えましょう。
注意点2:トレンドラインを一度引いて終わりにしない
トレンドラインは、「一度引いたら終わり」にしないようにしましょう。
注意点1でも説明したように、トレンドラインをブレイクしても、再び回帰するダマシがよくあるからです。
状況に応じて引きなおしを行うことで、有効なトレンドラインになります。
注意点3:トレンドラインに頼りすぎはダメ
トレンドラインは自分が引いた線がすべて正しいと思わないでください。
その理由は、世界中の投資家が使っているチャートシステムは、人それぞれ異なるからです。
またローソク足かバーチャートか、ヒゲを入れるか入れないかなどでも変わってきます。
自分の引いた線から多少の誤差がある点を考えておくと、ブレイクがダマシなのか本当のブレイクなのかを判断できますよ!
FXのトレンドを掴んで取引を有利に進めよう!
上記で紹介した『トレンドの掴み方とトレンドラインの活用法』を理解すると、トレンドラインを活用してトレードを有利に進められるようになりますよ!
最後にこの記事のおさらいです。
この記事のおさらい
- トレンドを掴むことでエントリー・損切りポイントが分かる
- トレンドフォローする順張りが一番シンプルな戦略
- 自分がひいたトレンドラインには多少の誤差があるものと考える
トレンドラインを引けるツールがあるFX会社
- PCだけでなくスマホでも:GMOクリック証券
- ライン保存機能が便利:外貨ex byGMO
トレンドを掴むことは、FXをする上での基本です。
トレンドを掴んで、トレンドに沿って順張りをするだけでも勝率は上がりますので、ぜひマスターしてくださいね!
トレンドの掴み方を理解出来たら、次は「FX初心者でも勝てるコツ」を勉強しましょう!
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