この記事で解決できる悩み
- FXの手法ごとに相性のいい検証方法が知りたい
- 手法の検証につまずく原因を教えて!
- FXの手法を検証するときのコツはあるの?
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「FXの手法に応じた検証方法」を理解すれば、FX初心者でも自分の手法を改善できるようになります。
なぜなら、私もこの方法で効率的に自分の手法の問題点を把握したいという悩みを解決できたからです。
それでは、以下で「FXの手法の検証につまずく2つの原因」について紹介します。
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FX 手法の検証方法につまずく原因2つ
手法の検証につまづく原因
- 原因1:取引手法の立て方がわからない
- 原因2:仮定した手法の検証方法がわからない
それぞれの原因について、以下で詳しく見ていきましょう。
原因1:取引手法の立て方がわからない
ひとつ目の原因は、取引手法の立て方がわからないことです。
「難解で複雑な手法のほうが優れている」と考えてしまうと、取引手法を仮定するのに複雑なテクニカル分析が必要だと思い込み、トレード手法が仮定できなくなるからです。
シンプルでも稼げる取引手法は存在するので、あまりハードルを上げないほうがいいですよ。
原因2:仮定した手法の検証方法がわからない
もうひとつの原因は、仮定した手法の検証方法がわからないことです。
取引手法の仮定を立てられても、その検証方法がわからないと仮説が正しいのか判定できません。
FXは自分のお金を投資するので、仮説のまま取引を続けるのは気が引けますよね。
具体的な検証方法やコツ・注意点についてはこの記事で詳しく解説するので、安心してください。
FX取引に検証が必要な理由3つ
FXに検証が必要な理由
- 理由1:過去の取引判断を振り返られる
- 理由2:取引手法を改良していける
- 理由3:自分の取引に自信を持てる
理由1:過去の取引判断を振り返られる
ひとつ目の理由は、取引を行ったときの自分の判断や分析を冷静に振り返り、取引当時に気づかなかった判断ポイントがわかるからです。
頑張って相場を分析して、根拠を持ってエントリー・決済した判断が正解だったのかどうかを分析しましょう。
そうすれば負けが少しずつ減り、自然と勝ちが増えて資金も増えていきますよ。
理由2:取引手法を改良していける
2つ目の理由は、自分の行った手法を検証して優位性の高いものだとわかれば、その手法をさらに改良して継続的により多くの利益をのぞめるからです。
最初は思うように利益が出せなくても、自分の取引ルールを改良して勝ちやすい取引スタイルを確立するためには検証と改良が必要なのです。
根気よく取り組む努力を惜しまずに頑張ってください。
理由3:自分の取引に自信を持てる
さらに、自分の取引に自信が持てるようになるためにも検証は必要です。
手法の検証と改良を繰り返せば、「この手法を使って取引すればトータルで利益を出せる」という自信をもって取引にのぞめるからです。
勝てるかどうか疑わしい手法で取引すると、利確が早すぎて利益を思うように伸ばせず後悔する人が多いので、自信を持てる手法を使いましょう。
FX 手法の検証をする目的2つを理解しよう
手法の検証をする目的
- 目的1:取引ルールを作るため
- 目的2:取引ルールを修正するため
それぞれの目的について、以下で詳しく見ていきましょう。
目的1:取引ルールを作るため
ひとつ目の目的は、自分なりの取引ルールを作ることです。
質の高い取引ルールを作るためには、その手法が実際に通用するかどうか確認することが大切です。
そのため、過去のデータや実際の取引記録に基づいて、そのルールがどのくらい稼げるものなのか検証する必要があるのです。
目的2:取引ルールを修正するため
もうひとつの目的は、取引ルールを修正・改善することです。
なぜなら、一度決めた取引ルールでも間違っていたり、相場や自分の投資環境の変化で優位性が変わる可能性があるからです。
取引ルールを臨機応変に改良すればルールの正確性が向上し、勝率も上がって利益も増えていきますよ。
FX 手法の検証方法3ステップ
手法の検証の進め方
- ステップ1:過去のデータから共通の値動きを探す
- ステップ2:取引ルールの仮説をたてる
- ステップ3:取引ルールの仮説を改良する
ステップ1:過去のデータから共通の値動きを探す
まずは過去のデータから似たようなチャートのパターンを探しましょう。
その理由は、過去のチャートを参考に取引ルールの仮説を立てると、過去の相場と似た値動きの相場で有効な取引ルールを作れるからです。
相場は過去と同じような値動きをしやすいので、パターンをたくさん持っておけばチャートを予測しやすくなり、勝ちにつながりますよ。
ステップ2:取引ルールの仮説をたてる
次に取引ルールの仮説を立てましょう。
その理由は取引ルールの仮説を立てると、そのルールで取引した際の結果を検証できるからです。
ポイントは、過去の共通する値動きに対して有効な取引ルールの仮説を立てるといいですよ。
実際に仮説を立てるときのコツは、以下の2つを参考にしてください。
コツ1:内容はシンプルにする
ひとつ目のコツは、シンプルな内容の取引ルールを作ることです。
なぜなら複雑な仮説を立てると、ルール通りの取引や検証作業が難しくなるからです。
複数のテクニカル指標を組み合わせれば相場分析の精度が高まりますが、複雑すぎると本番で混乱してうまく分析できなくなります。
また、条件が厳しすぎると条件通りのエントリーや決済のタイミングが来るまでに時間がかかってしまいます。
取引ルールの仮説の例
- 期間が25日の移動平均線の先端が上昇している
- レートが移動平均線よりの上に表示されている
- 上の2つが満たされているとき買いトレードに優位性がある
コツ2:エントリーや決済ポイントの決め方
もうひとつのコツは、エントリーや決済ポイントをシンプルにすることです。
その理由は、エントリーや決済ポイントのルールが複雑だと決済の判断に迷ったり、検証作業が難しくなるからです。
ルールを複雑にしたからといって必ず勝てる保証もないので、難しく考えすぎる必要はありませんよ。
どの程度のレベルで決めたらいいのかわからず困っている方は、条件の例として以下を参考にしてください。
エントリーと決済のルールの例
- 移動平均線に近づいたところで陽線が確定したら次の足の始値で買いエントリーする
- 利確は前回の高値で行う
- 損切りはエントリーした陽線の安値を下抜けしたら行う
ステップ3:取引ルールの仮説を検証して改良する
3つ目のステップは、取引ルールの仮説の検証と改良を繰り返すことです。
仮説の段階では、取引ルールに従った取引によりトータルで利益を出せるものかわからないからです。
検証を繰り返すと勝ち負けのパターンがわかるようになり、無駄なエントリーの削減につながりますよ。
無駄なエントリーが減れば損失も減るので、結果としてトータルの利益はプラスになりやすくなるのです。
FX 手法を検証する際のポイント4つ
上記のステップを実践しながら、FXの手法を検証する時に意識したいポイントは次の4つです。
FXの手法を検証する時のポイント
- ポイント1:取引の記録は詳細に残す
- ポイント2:新しいアイデアも検証材料になる
- ポイント3:検証する過去チャートは多いほうがいい
- ポイント4:様々な時期のチャートで検証する
それぞれのポイントについて、以下で詳しく見ていきましょう。
ポイント1:取引の記録は詳細に残す
ひとつ目のポイントは、取引の記録を詳しく残すことです。
なぜなら、同じルールで取引しても、取引時間帯や取引通貨ペアの取引状況の違いによって、勝敗や利確・損失幅が違うからです。
検証作業のときにその差の原因を分析するために、取引の内容や結果、取引時の状況を詳細に記録しましょう。
ポイント2:新しいアイデアも検証材料になる
手法を修正すればより稼げる手法に改良できるので、検証中に新しい発見やアイディアを思いついたら、新たにその発見を判断材料にして検証を行うのがポイントです。
たとえば「エントリーを15分足から5分足に変更する」や「この状況のときはエントリーを見送ったほうがいい」などです。
ただし、そのアイディアの有無による結果の違いを比較するために、ひとつのルールに対していくつか検証結果が集まるまでは、新しいアイディアを混ぜないようにしましょう。
ポイント3:検証する過去チャートは多いほうがいい
3つ目のポイントは、なるべくたくさんの過去のチャートのパターンを検証することです。
その理由は、さまざまなチャートに触れると、現在の相場の動きが過去と似ているのがわかるからです。
現在のチャートを分析する材料として、過去のチャートの動きを加えられるので、勝率を上げるためには加える過去のチャートが多いほうが有利になりますよ。
ポイント4:さまざまな時期のチャートで検証する
最後のポイントは、時期をずらしたチャートで検証することです。
なぜなら、条件に当てはまる相場ならどの時期でも利益が出せるかどうかがわかるからです。
具体的には、取引ルールの仮説の検証データを、全く別の時期の同じような相場の動きのチャートを使って検証してください。
そうすれば立てた仮説が季節性の変動にも耐えられるのかがわかるので、年間を通して勝てる手法かどうか見極められますよ。
もし、短期売買をするなら、時間帯によって取引ルールの優位性が変わらないか検証してみましょう。
手法を検証するときにおすすめのFX会社
手法を検証するためにFX会社を選ぶときに注目したいポイントは次の3つです。
手法を検証するためのFX会社を選ぶときに重視したいポイント
- 少額で取引ができる
- スプレッドが狭い
- テクニカル指標が豊富
この条件を満たすおすすめのFX会社は次の1社です。
手法を検証するときにおすすめのFX会社
- 1,000通貨から取引ができる:外貨ex byGMO
1,000通貨から取引ができる:外貨ex byGMO
外貨ex byGMOのおすすめポイント
- 1000通貨から取引ができる
- スプレッドが業界最狭水準
- 利用可能なテクニカル指標は36種類
外貨ex byGMOは1,000通貨から取引ができ米ドル/円が0.2銭とスプレッドも業界最狭水準なので、低コストで利益もしっかり出したい人におすすめのFX会社です。
取引ツールがPC、スマホアプリともに高性能なので、いつでも手軽に取引を行えます。
独自のチャートツールで利用可能なテクニカル指標は36種類あり、さらにMT4にも対応しているので、手法の検証にほとんど不自由を感じません。
また、大手のGMOインターネットグループが経営しており、取引額に応じてPaypayか現金を受け取れるのも外貨ex byGMOの特徴です。
FX 手法を検証する時の注意点3つ
FXの手法を検証するときの注意点
- 注意点1:エントリーの判断にこだわりすぎない
- 注意点2:機械的なトレードでデータを集める
- 注意点3:完璧な結果を求めない
それぞれの注意点について以下で詳しく見ていきましょう。
注意点1:エントリーの判断にこだわりすぎない
ひとつ目の注意点は、エントリーの判断にこだわりすぎないことです。
FXの手法検証で大切なのは、誤差のない数字を出すのではなく、トータルで利益を出せる「優位性のある値動きの傾向」を自分なりに見つけることだからです。
目の前の値動きが優位性のあるものだと納得して受け入れられるようになれば十分なので、個々の取引のエントリーポイントに細かくこだわる必要はありません。
注意点2:機械的なトレードでデータを集める
感情を排除して淡々とトレードして仮説の検証データを集めることも大切です。
なぜなら感情を入れてしまうと、冷静な判断ができないので、せっかく作った仮説を正しく確認するためにも、機械的なトレードをする必要があります。
含み益が乗っているのに利確しないと早く決済したくなる気持ちにもなりますが、目先の利益を追求せずに機械的に取引を行いましょう。
注意点3:完璧な結果を求めない
最後の注意点は、完璧な結果を求めないことです。
その理由は、今からやろうとしているのはあくまで「検証」なので、100%の結果を求めても仕方がないからです。
検証の結果、エントリーや決済の判断にばらつきがあっても、検証を重ねるとばらつきが収束していきます。
個々の検証に完璧な結果を求めるのではなく、検証結果をたくさん集め、自分が勝ちやすい手法をいくつか見つけましょう。
FXの手法検証まとめ
上記で紹介した「FXの手法を検証するコツ」を実践すると、今後はどのようにFXの手法を検証すべきか悩むことはなくなり、より効率的に利益を出す取引ができるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
この記事のまとめ
- 手法の検証を行って、より利益を得られる取引ルールを作り、そのルールで自信を持って取引ができるようになる
- 過去のデータを検証して取引ルールの仮説を作り、それを改良していけば利益を上げやすい手法が確立される
- 検証では個々の取引にこだわりすぎず、多数のデータを集めるのが重要
手法を検証するときにおすすめのFX会社
- 1,000通貨から取引ができる:外貨ex byGMO
「いくら検証したって、結局最後は運なんじゃないの?」と最初は思うかもしれません。
しかし検証を重ねていけば、必ずしも運だけでは勝てないことがわかるでしょう。
粘り強く仮説と検証を重ねるよう頑張ってください。