この記事で解決できる悩み
- FXのポジションの仕組みが知りたい
- ポジションを持つ際の注意点は?
- ポジション管理におすすめのFX会社が知りたい
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「FXのポジションの仕組み」を理解すれば、FX初心者でもポジションの意味が判ります。
なぜなら、私もこの方法でポジションの意味を理解して、ポジション管理におすすめのFX会社でトレードしたいという悩みを解決できたからです。
それでは、以下で「FXのポジションとは何か」について紹介します。
※今すぐに勝率を高めてFXで稼ぎたい人は、『他のトレーダーのポジション・売買比率が見られるFX会社2選』を参考にしてください!
【前提】FXのポジションとは
FXのポジションとは「通貨ペアを保有する量」のことで、FXでよく出る用語です。
外貨を買って持ったままでいる、または売って買い戻さないでいる状態を「ポジションを保有している」や「ポジションを持っている」といった表現をします。
そして、外国通貨を買って(または売って)から、決済して損益が確定するまでを「ポジション保有期間」といいます。
買いポジション(ロングポジション)
通貨ペアを買った状態を「買いポジション」あるいは「ロングポジション」といいます。
例えば、1米ドル=100円の時に100万円で1万米ドル買う場合、1万米ドルの買いポジション(ロングポジション)を保有することになります。
買い(Ask)でエントリーして、売り(Bid)で決済する場合に、この「買いポジション(ロングポジション)」という用語が使われます。
売りポジション(ショートポジション)
外貨を売っている状態が「売りポジション」あるいは「ショートポジション」です。
FXでは外貨の空売りができるので、高く売って安く買い戻すことで利益を出せます。
例えば、100万円で1万米ドルを空売りする状態が、1万米ドルの売りポジション(ショートポジション)を保有することになります。
売り(Bid)でエントリーして、買い(Ask)で決済する場合に、この「売りポジション(ショートポジション)」という用語が使われます。
ポジションの決済とは
ポジションの決済とは「買い(売り)ポジションと反対の売買を行ってポジションを解消し、利益・損失を確定させること」です。
例えば、1米ドル=100円の時に1万米ドルの買いポジションがあるとします。
1米ドル=101円になったとき売り決済をすると、1万円の利益となり、証拠金が1万円増えます。
このように、ポジションの含み益・含み損があっても、決済しなければ損益が確定しません。
ポジションに関する用語3つ
ポジションの基本的な仕組みに続いて、ポジションに関する用語を3つ紹介します。
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- 用語1:ポジションメイク
- 用語2:ポジションクローズ
- 用語3:ポジションスクエア
それぞれの用語について、以下で詳しく見ていきましょう。
用語1:ポジションメイク
ポジションメイクとは「新規に売り・買いを行い、ポジションを作ること」です。
英語で書くと「position make」となり、makeは「作る」なので、ポジションを作るという意味です。
なお、ポジションメイクは「ポジションを持つ・建てる」や「エントリーする」ともいわれます。
用語2:ポジションクローズ
ポジションクローズとは「ポジションを閉じること」で、「決済」することです。
英語で書くと「position close」となり、closeは「閉じる」です。
具体的には、買いポジションを持っている場合は売り、売りポジションを持っている場合は買いで決済するのがポジションクローズです。
決済という言葉の代わりに「クローズ」が使われることもあるので、覚えておきましょう。
用語3:ポジションスクエア
ポジションスクエアとは「ポジションを持っていない状態」つまり「ノーポジション」です。
英語で書くと「position square」となり、squareの「差し引きゼロ」から転じて、ポジションがないという意味になります。
また、同じ通貨ペアの売りポジションと買いポジションを同じ量だけ持ち、損益がゼロの状態のこともスクエアと呼ばれます。
詳しくはコチラ
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FX両建てのメリット4つ!両建てナンピン必勝法は取り扱い注意!?
FXの両建てとは「売りポジション」と「買いポジション」を同時に持つことを言います。つまり、ドル円が100円の時に買いポジションを持った場合、それと同時に100円の売りポジションも保有します。これは、同じ通貨ペアで売りと買いのポジションを保有した場合に限ります。続きを見る
FXはポジションの保有期限がない
FXのポジション保有期間は無期限です。
株式投資の信用取引は最大6ヶ月、先物取引は最大1年保有できるものの、保有期間を延長したい時は一度決済をしてから再び注文をするロールオーバーが必要です。
しかしFXは、毎日自動的にロールオーバーされるため、ポジションを持ち続けることができます。
トレード別のポジションの保有期間
FXでは、トレードスタイルによってポジションの保有期間が異なり、下の図のようになります。
トレードスタイル | 保有期間 | 利用時間軸 | 対象者 | 人気 |
スキャルピング | 数秒~数分 | 1分足~5分足 | 上級者向け | 非常に高い |
デイトレード | 数時間~1日 | 5分足~1時間足 | 初心者向け | 高い |
スイングトレード | 数日~数週間 | 時間足~日足 | 初心者向け | 普通 |
ポジショントレード | 数週間~数ヶ月 | 日足~週足 | 初心者向け | 普通 |
長期間投資 | 数ヶ月~1年以上 | 週足以上 | 中級者以上 | 低い |
それぞれのトレードスタイルごとに特徴があるので、自分のライフスタイルに合わせてポジションの保有期間を調節しましょう。
例えばサラリーマンの場合、仕事中に稼ぐチャンスや損切りのタイミングを逃し、利益を得られなかったり大損する可能性があります。
なので、スキャルピングのように合間時間に一瞬で儲ける取引か、長期間放置する取引がオススメです。
ポジションの特徴2つ
ポジションには以下のような2つの特徴があります。
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- 特徴1:他のトレーダーのポジション比率や売買比率が見られる
- 特徴2:ポジションの塩漬けができる
知っておけばトレードで役に立つので、それぞれの特徴について以下で詳しく見ていきましょう。
特徴1:他のトレーダーのポジション比率や売買比率が見られる
ひとつ目の特徴は、他のトレーダーのポジションや売買比率を見ることで、取引の判断材料にできることです。
具体的には、売り・買いのタイミングを読んだり、ポジションの偏りを見ることで相場の反転をつかめます。
特徴2:ポジションの塩漬けができる
2つ目の特徴は、漬物を長期間置くように、含み損があるポジションを含み益になるまで長期間保有する「塩漬け」ができることです。
ただし、きちんとした根拠に基づいて好転するまで保有するのは有効ですが、根拠なく保有し続けると含み損が大きくなる場合もあります。
「塩漬け」になるのは初心者は避けたい状況ですが、よく見かける言葉なので覚えておきましょう。
ポジションを持っているときの注意点3つ
予想外の損失を防ぐために、以下の3つのポイントに注意しましょう。
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- 注意点1:ポジション管理
- 注意点2:スワップポイントの支払い
- 注意点3:週末にポジションを持ち越さない
それぞれの注意点について、以下で詳しく見ていきましょう。
注意点1:ポジションの管理
ひとつ目の注意点は、ポジションの管理です。
なぜなら、ポジションが少ない内は管理しやすいものの、ポジションを多く持つと管理できなくなり、損失が出る可能性があるからです。
そのため、保有するポジションの量と損益状況を確認しましょう。
含み損が増えると、マージンコールが出た後、強制ロスカットされるので注意が必要です。
マージンコール
マージンコールとは、含み損がポジションの口座残高の一定比率よりも高くなった場合、含み損が大きすぎるため証拠金の追加を要求されることです。
マージンコールを受けた場合、一定の期限までに対応しなければ、次に紹介する強制ロスカットが執行されます。
そのため、マージンコールがきたら忘れずに対応するとともに、今の取引に無理がないか見直しましょう。
強制ロスカット
強制ロスカットとは、含み損が大きくなりすぎた時に、FX会社が全てのポジションを強制的に決済する仕組みです。
塩漬けができなくなる厳しいシステムではあるものの、元手以上の損失を出さないためにトレーダーを守る機能といえます。
ただし、強制ロスカットは最終手段なので、ポジション量を減らし、余裕を持った取引をするのが大切です。
注意点2:売りポジションのスワップポイント
2つ目の注意点は、売りポジションによるスワップポイントの支払いです。
その理由は、FXでは高金利通貨の買いポジションを持ち続けるとスワップポイントが毎日受け取れますが、売りポジションを持ち続けると逆に支払う必要があるからです。
米ドル円やユーロ円などの低金利通貨なら支払う金額は少ないものの、トルコリラや南アフリカランドなどの高金利通貨は支払う金額が多くなります。
注意点3:週末にポジションを持ち越さない
3つ目の注意点は、週末にポジションを持ち越さないことです。
なぜなら、FXは土日に取引ができないため、大きなイベントがあっても週明けまで決済できず、週明けに大きな損失が出る可能性があるからです。
このように、週末と週明けの為替レートの差が突然大きな含み損になるのを防ぐため、FXを始めてすぐは金曜日には忘れずにポジションを決済しておきましょう。
決済のタイミングを調整して節税
FXで1年間に一定の金額を稼ぐと税金を納めないといけませんが、ポジションの決済のタイミングを調整すれば節税ができます。
なぜなら、含み益は対象外になるため、年末に特定の金額を超えそうな場合、未決済のままポジションを翌年に持ち越せるからです。
具体的には、FX以外の収入がある人は年間20万円以上、無収入の学生や主婦、専業トレーダーなどは年間38万円以上稼ぐと雑所得の確定申告が必要です。
詳しくはコチラ
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ポジションについておすすめのFX会社2社
先ほど紹介したように、他のトレーダーのポジション・売買比率が見られるFX会社は以下の2社です。
この2社は顧客サポートも整っているので、初心者にもおすすめのFX会社です。
売買比率は取引メニューの情報ツールから確認できますが、もし操作方法がわからない場合は、サポートに聞いてみましょう。
チャートが見やすく初心者向き!DMMFX
DMMFXは国内FX口座数が1位なので、他社の売買比率の数字よりも参考になります。
また、PC版の「DMMFX PLUS」と「DMMFX STANDARD」、Android版「スマートフォンアプリ DMMFX」で5分ごとに更新されるので、新しい情報を常に得られます。
DMMFXはスプレッドが業界最狭水準で、チャートが見やすいのでFX初心者や短期売買をしたい人にオススメです。
電話サポートや業界初のLINEサポートを24時間受け付けており、何かあった際にもすぐに対応してもらえるのはメリットでしょう。
ステップアップしながら取引ができる!外為オンライン
外為オンラインは、FX初心者や中期トレーダーにオススメのFX口座です。
売買比率も用意されており、1時間足以上の時間軸であれば、『買いポジション』『売りポジション』の量と人数までわかります。
自動売買の『iサイクル2取引』も有名で、中期トレードをしたいFXトレーダーにも向いています。
また、レベルに合わせたセミナーも用意されており、FX初心者で取引が不安な方でも安心してトレードできますよ。
FXのポジションまとめ
上記で紹介した「ポジションを持つ時の注意点」を実践すると、今後はポジションの意味が知りたいと悩むことは一切なくなり、おすすめのFX会社でトレードできます。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
この記事のまとめ
- ポジションとは外貨の持ち高のことで、買いポジションと売りポジションの2種類がある
- 複数のポジションを持つと管理ができなくなり損失を招くため、ポジションの管理はしっかりと行うこと
- DMMFXや外為オンラインを使い、ポジション比率と売買比率を見ることで、トレードの判断材料になる
ポジションはFXで利益を出すための基礎事項なので、この記事をしっかり読んで理解してください。