この記事で解決できる悩み
- FXのテクニカル分析には意味がないの?
- FXのテクニカル分析が無意味といわれる理由が知りたい
- テクニカル分析に意味があることを納得したい
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「FXのテクニカル分析に意味がある理由」を理解すれば、FX初心者でもテクニカル分析の大切さがわかります。
なぜなら、私もこの方法でテクニカル分析に意味があると知り、テクニカル分析についての知識を深めたいという悩みを解決できたからです。
それでは、以下で「FXのテクニカル分析に意味がないといわれる理由」について紹介します。
※『すぐにテクニカル分析に特化しているFX会社を知りたい!』という方は、『テクニカル分析が豊富!おすすめのFX会社3選』をクリックすれば該当箇所まで飛べます!
【前提】FXテクニカル分析とは
FXテクニカル分析とは、チャートを分析することで値動きのパターンを把握して、今後の値動きを予測する手法です。
そしてテクニカル分析をすれば「売り」や「買い」、「エントリーポイント」や「決済タイミング」などの目安がわかります。
FXでテクニカル分析は意味ないと思われる原因3つ
「テクニカル分析は取引判断に役立つんじゃないの?」という疑問にお答えして、テクニカル分析に意味がないと思われる原因を3つ紹介します。
意味がないと思われる原因3つ
- ランダムウォーク理論の存在
- テクニカル分析には科学的な根拠がない
- テクニカル分析が機能しない相場がある
それぞれの原因について、以下で詳しく見ていきましょう。
原因1:ランダムウォーク理論の存在
ひとつ目の原因は、ランダムウォーク理論があることです。
ランダムウォーク理論とは、過去の値動きに関係なく、どの時点でも相場が上がるか下がるかは50%の確率であるという考え方です。
この理論によると、いくら値動きを分析して過去のチャートパターンを把握しても、将来テクニカル分析の結果どおりに動くとは限らないという結論になります。
原因2:テクニカル分析には科学的な根拠がない
2つ目の原因は、テクニカル分析には科学的な根拠がないことです。
この考えによると、テクニカル分析の内容はすべて後付けによるものと認識されています。
つまりテクニカル分析は過去の分析結果の統計分析にすぎず、過去のチャートから将来の値動きの再現性が高いことを示すだけという理論です。
たとえば酸素と水素を化合させると水ができるような、絶対的な根拠は備えていないのです。
原因3:テクニカル分析が機能しない相場がある
最後の原因は、FXの相場にはテクニカル分析が機能する相場とうまく機能しない相場があることです。
さらにテクニカル分析の種類によって相性のいい相場の状況も異なります。
たとえばボリンジャーバンドやRSIは、レンジ相場に強いがトレンド相場の分析は指標として参考にすることに不向きです。
逆に移動平均線はトレンド相場に強いがレンジ相場に弱いなど、ひとつの指標であらゆる相場に適応できるテクニカル分析は存在しません。
無意味じゃない!FXテクニカル分析が必要な理由4つ
という疑問にお答えして、テクニカル分析がFXの取引を行ううえで必要な理由を4つ紹介します。
FXテクニカル分析が必要な理由
- 市場参加者が意識するポイントがわかる
- 集団心理をデータ化してパターンを知れる
- 売買のタイミングを決めることができる
- チャートの影響力が強くなっている
それぞれの理由について、以下で詳しく見ていきましょう。
理由1:市場参加者が意識するポイントがわかる
ひとつ目の理由は、トレーダーが意識する相場のポイントがわかるからです。
なぜなら、テクニカル分析は値動きのパターンを把握して取引判断に活用するものだからです。
多くのトレーダーが意識するポイントでは売買が活発になって取引高が増えます。
その結果、実際にテクニカル分析どおりのパターンの動きが形成されやすくなるのです。
理由2:集団心理をデータ化してパターンを知れる
2つ目の理由は、集団心理をデータ化して値動きのパターンが予測できることです。
その理由はテクニカル分析により値動きのパターンがつかめれば、取引で利益を出しやすくなるからです。
たとえば日常生活においては「雨が降ると、外出する人が減る」「気温が上がると冷たい飲み物を飲む人が増える」といった行動パターンがあります。
FXにおいても同じで、一定のパターンのチャートが現れると、相場が上がる(下がる)と判断できるのです。
注意ポイント
あくまで可能性や傾向が高いということなので、予測通りの値動きをしない場合もあります。
理由3:売買のタイミングを決められる
売買のタイミングを決められるのもテクニカルが必要な理由のひとつです。
テクニカル分析をすれば、エントリーや利確・損切りの細かいタイミングを見定めて、チャンスを逃さず取引ができるからです。
各国の経済情勢といった指標に基づいて取引判断を行う「ファンダメンタルズ分析」だけでは、細かいエントリーポイントがわかりません。
このファンダメンタルズ分析の弱点を補うためにも、テクニカル分析は必要なのです。
なお、ファンダメンタルズ分析について詳しく知りたい人は、以下のリンク先を参考にしてください。
ファンダメンタルズ分析について詳しく知りたい人コチラ
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ファンダメンタルズ分析|基礎知識と注目したい重要な経済指標4つ
この記事で解決できる悩み FXのファンダメンタルズについて知りたい ファンダメンタルズ分析のやり方を教えて欲しい 注目すべき経済指標はどれなの? といった悩みを解決できる記事になっています。 この記事 ...続きを見る
理由4:チャートの影響力が強くなっている
4つ目の理由は、チャートが相場の動きに及ぼす影響が強まってるからです。
なぜなら、一人一台スマホやパソコンを持つのが当たり前の時代になっていて、多くのトレーダーがいつでも気軽にチャートを確認できる環境が整っているからです。
このようにチャートを参考に取引するトレーダーの割合も増えつつある中、各FX会社のスマホアプリも発達しています。
そのため、チャートがトレーダーに与える影響はかなり強まっているのです。
テクニカル分析を利用してFXの勝率を上げる3ステップ
というお悩みにお答えして、テクニカル分析でFXの勝率を上げるステップを3つ見ていきましょう。
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1基本的なテクニカル分析方法を知ろう
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2テクニカル分析について学ぼう
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3テクニカル分析が使えるチャンスを待とう
それぞれのステップについて、以下で詳しく解説します。
ステップ1:基本的なテクニカル分析方法を知ろう
テクニカル指標には初心者向けから上級者向けまでかなりの数があるので、その中でも特に重要で基本的なテクニカル指標を5つ紹介します。
基本的なテクニカル指標5つ
紹介した5つのテクニカル指標について詳しく知りたい人はコチラ
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FX初心者こそ使うべき!おすすめテクニカル指標9つ!
FXのテクニカル指標で勝率が劇的に上がる?初心者だからといって絶対に疎かにしてはいけないテクニカル指標!しかしFXでつかう指標は山の数ほどあります。この中で初心者が知っておくべき必要不可欠なものを厳選してみました!特にボリンジャーバンドは必須です。続きを見る
補足:テクニカル分析でおすすめの本
先ほど紹介した5つ以外にも重要なテクニカル指標は多数あるので、テクニカル指標について学び、自分に合った指標を見つけることが大切です。
なお本で勉強する場合は「先物市場のテクニカル分析」が初心者向けでおすすめです。
文字を読むのが苦手な人でも、シンプルな図解が多いので最後まで読み切れますよ。
ステップ2:テクニカル分析が使えるチャンスを待つ
次のステップは、テクニカル分析が使えるチャンスを待つことです。
その理由は、経済指標や要人発言の発表直後はファンダメンタルズの影響が強く、相場が急変するケースがあるからです。
そのタイミングでのテクニカル分析は難しいので、テクニカル分析が通用するタイミングに絞って取引すれば利益を出しやすくなります。
ステップ3:相場にあったテクニカル分析を利用する
最後のステップは、相場の状況にあったテクニカル分析を使うことです。
その理由は、テクニカル分析の中には特定の相場でのみ効果を発揮するものがあるからです。
たとえば
- ボリンジャーバンドやRSIはレンジ相場に強いがトレンド相場には弱い
- 移動平均線はトレンド相場に強くレンジ相場では効果が薄くなる
そのため各指標が得意な相場の状況にあわせてテクニカル分析を行なってください。
おすすめのテクニカル分析の組み合わせ2パターン
「テクニカル指標がいろいろあるから、どれを使えばいいのかわからない」とお困りの方は、次の2つのパターンがおすすめですよ。
おすすめの組み合わせ2パターン
- 【初心者向き】ローソク足と移動平均線
- 移動平均線で新規取引、RSIで利益確定!
それぞれの組み合わせパターンについて、以下で詳しく見ていきましょう。
おすすめ1:【初心者向き】ローソク足と移動平均線
FX初心者は、トレンド系のテクニカル指標のうち最もポピュラーな「ローソク足」と「移動平均線」の組み合わせがおすすめです。
なぜならこの2つのテクニカル指標は初心者でも使いやすいからです。
具体的な使い方は、短期トレードの場合は1時間足でローソク足の位置をチェックします。
その際にローソク足が25日移動平均線より上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドと判断して、トレンド方向へ順張りでエントリーします。
そして25日線を切れば決済しますが、その結果、トレンド方向に伸びれば利益になり、伸びなければ損失です。
移動平均線おススメ設定について詳しく知りたい方はコチラ
おすすめ2:移動平均線で新規取引、RSIで利益確定!
移動平均線でエントリーポイントを探し、RSIで利確ポイントを探す組み合わせもおすすめです。
その理由は、移動平均線とRSIがお互いの足りないところを補い合い、取引判断がしやすくなるからです。
具体的には、相場が移動平均線を上抜いたらエントリーし、RSIが上昇して「買われすぎ」ゾーンの70%以上を示す間は利益を伸ばし、上昇の勢いが落ちて70%以下になったら利確をします。
逆に「売られ過ぎ」かを判断するときは、30%ラインを意識しましょう。
この手法の詳細については、以下のリンク先を参考にしてください。
移動平均線で新規取引、RSIで利益確定について詳しくはコチラ
テクニカル分析が豊富!おすすめのFX会社3選
「テクニカル分析に特化しているFX会社はどこなの?」という疑問にお答えして、テクニカル指標の数が豊富で、テクニカル分析におすすめのFX会社を3社紹介します。
テクニカル分析におすすめFX会社
- チャートに特化したツールがある:GMOクリック証券
- 54種類のテクニカル指標を搭載:FXプライムbyGMO
- レイアウトが自由自在:FXブロードネット
それぞれのについて、以下で詳しく見ていきましょう。
チャートに特化したツールがある:GMOクリック証券
GMOクリック証券のポイント
- 38種類のテクニカル指標を搭載
- チャート機能に特化したルールがある
- スプレッドが業界最狭水準
GMOクリック証券は高性能なチャートツールがあるので、チャート分析を活用してFX取引をしたい人におすすめのFX会社です。
「プラチナチャートプラス」はレイアウトを自由に設定することが可能です。複数のウィンドウを同時に開くことで、チャートやニュースなどたくさんの情報を自分好みにカスタマイズして表示できます。
人気のテクニカル指標を38種類取りそろえ、25種類の描画ツールに対応しています。初心者はもちろん取引に慣れた上級者も満足できるテクニカル分析が行えますよ。
取引手数料は無料でスプレッドも業界最狭水準の低コストなので安心して取引できます。
54種類のテクニカル指標を搭載:FXプライムbyGMO
FXプライムbyGMOのポイント
- 54種類のテクニカル指標を搭載
- 1000通貨から取引ができる
- 約定力がバツグン!
FXプライムbyGMOは54種類の豊富なテクニカル指標が搭載された取引ツールをインストール不要のブラウザ上で使いたい人におすすめのFX会社です。
「プライムチャート」は複数のウィンドウで同時に開くこともできるほか、チャート分割表示に対応しています。また、スマホやタブレットでもチャート分割表示が利用できます。
54種類のテクニカル指標と27種類の描画オブジェクトに対応しています。描画オブジェクトにはチャート上にコメント挿入機能があり、分析結果を忘れずにメモしておくことが可能です。
また、1,000通貨から取引が出来て約定力も非常に高いです。約定拒否やスリッページが起きにくい安定した取引を重視したい人に向いています。
レイアウトが自由自在:FXブロードネット
FXブロードネットのポイント
- 1000通貨から取引できる
- 28種類のテクニカル指標を搭載
- 独自開発の自動売買ツールがある
FXブロードネットは業界トップレベルの低スプレッドと1000通貨から取引できる少額取引でコストとリスクを抑えて取引したい人におすすめのFX会社です。
取引ツールは28種類のテクニカル指標を搭載し、PC版もスマホ版も見やすく初心者にも使いやすいです。自由なレイアウト変更で自分好みのレイアウト画面を最大10個まで保存することができます。
さらに取引ツールには分析機能が搭載されています。過去の実績確認や取引の傾向がグラフ表示されているので一目で自分の取引傾向がわかり今後の取引に活かすことが可能です。
FXブロードネットには独自開発の自動売買ツール「トラッキングトレード」があります。リピート型の注文手法で忙しくてチャートを見る余裕がない方でも自動売買でコツコツ稼ぐことができます。
FXのテクニカル分析を利用するときの注意点2つ
テクニカル分析は万能ではないので、テクニカル分析をするときの注意点を2つ紹介します。
テクニカル分析を使う注意点2つ
- テクニカル分析を過度に信用してはいけない
- 多数のテクニカル分析を同時に使用してはいけない
それぞれの注意点について、以下で詳しく見ていきましょう。
注意点1:テクニカル分析を過度に信用してはいけない
ひとつ目の注意点は、テクニカル分析を過信してはいけないことです。
なぜなら、テクニカル分析は取引の参考になるものの、100%正確に相場の予測ができるわけではないからです。
いくらテクニカル分析が売買のサインを出していても、実際の相場には「だまし」があるので、サインどおりにはチャートは動かない場合があるのです。
ですから、テクニカル分析から予測される値動きだけに取引計画を立てずに、予測した動きにならなかった場合のエントリーの見送りや損切りポイントなどを決めておきましょう。
注意点2:多数のテクニカル分析を同時に使用してはいけない
2つ目の注意点は、多数のテクニカル指標を同時に使用しないことです。
その理由は、多数のテクニカル指標を同時に使うと売買判断に迷ってしまい、結果的に判断が鈍るからです。
とくにテクニカル分析に対する知識が浅い初心者が多数の指標を利用すると失敗を招く可能性が高くなります。
そのため、利用するテクニカル分析は必要最低限に絞ったほうがいいですよ。
【FXテクニカル分析は意味ない?】のまとめ
上記で紹介した「FXで意味のあるテクニカル分析手法」を実践すると、今後はテクニカル分析に意味があるのか悩むことは一切なくなり、少しずつFXの勝率を高められます。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
テクニカル分析は意味ない?まとめ
- テクニカル分析に意味がないといわれる理由は、ランダムウォーク理論や科学的な根拠がないという意見、うまく機能しない相場があるため
- テクニカル分析を使えば市場参加者の集団心理や意識するポイントを予測できる
- テクニカル分析は万能ではないので過信せず、混乱を防ぐために同時の多用は控える
テクニカル分析におすすめFX会社
- チャートに特化したツールがある:GMOクリック証券
- 54種類のテクニカル指標を搭載:FXプライムbyGMO
- レイアウトが自由自在:FXブロードネット
100%予測を的中させられるテクニカル指標はありません。
しかしテクニカル分析は、多くのトレーダーが売買のサインとして使っていることや、予測の精度を高める点では意味があるのです。