この記事で解決できる悩み
- FXするのにルールって必要なの?
- どんなルールを決めればいいの?
- ルールを守るためにはどうすればいいの?
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「ルールの作成から改善のサイクル」を理解すれば、FX初心者でも稼げるルールの作り方が判ります。
なぜなら、私もこの方法で、ルールを守りながら取引して、安定的に利益を出したいという悩みを解決できたからです。
それでは、以下で「FXでルールが必要な3つの理由」について紹介します。
FXでルールが必要な3つの理由
どうしてルールが必要なのか詳しく解説しますね!
FXでルールが必要な理由は3つあるので、その理由と重要性について解説します。
ルールが必要な3つの理由
- 感情に左右されないため
- 一定の裁量を排除するため
- 勝てると確信するため
それぞれの理由について、以下で詳しくみていきましょう。
理由1:感情に左右されないため
ひとつ目の理由は、感情に左右されないことです。
なぜなら、ルールがあれば正しい判断をし損ねて無駄な損失を出す心配がないからです。
利益が出たからといって慢心するのも、損失が出たからといって落ち込むのもいけません。取引に一喜一憂してエントリーや決済ポイントがブレると、普段ならしないような取引を行ってしまうので、損益や勝率が不安定になります。
理由2:一定の裁量を排除するため
2つ目の理由は、一定の裁量を排除するためです。
なぜなら、ルールのないまま相場が上がるか下がるか判断すると、その時の体調や取引場所などの環境の違いで、集中力や判断力が変わるからです。
ルールがあれば「下がる」と判断して損切りできるのに、ルールがないと「下がりそう」にとどまって損切りできず、傷口を広げることになります。
理由3:勝てると確信するため
3つ目の理由は、勝てると確信するためです。
その理由は、ルールがないままトレードをして利益を出せずに損失が続くと、迷いや不安、恐怖が膨らむからです。
仮に負けたとしても、ルールに従って「勝てる」と確信して取引することで、たまたま確率の低い相場の動きだったと割り切れます。
このように、ルールを改善すればいいと納得して、次のトレードにつなげることができるのです。
FXで決めるべき6つのルール
では、決めておきたいルールの具体的な内容を6つ紹介するのでぜひ参考にしてください。
それでは、具体的にどういったルールを決めるべきなのか解説していきます。
決めるべき6つのルール
- 資金管理
- FX取引をする時間帯と頻度
- 相場の状況
- エントリー条件
- 利確と損切り
- その他のMyルール
それぞれのルールについて、以下で詳しくみていきましょう。
ルール1:資金管理
ひとつ目は資金管理です。
なぜなら、生活費を使ったり借金をしてFXをするとプレッシャーがかかり、正しい取引判断ができなくなるからです。
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- 稼がなければ生活費がパーになる
- 早く損失を取り戻さないと家族に迷惑がかかる
といった精神的ストレスや焦りが、かえってトレーダーを追い込みやすくなります。そのため、余剰資金でFXをすることが大切です。
ルール2:FX取引をする時間帯と頻度
2つ目はFX取引をする時間帯と頻度です。
その理由は、市場が活発な時間帯と自分のライフスタイルを考慮することで、落ち着いてFX取引に集中できるからです。
例えば、スキャルピングなどの短期売買は、瞬発的な取引判断が必要で、トレードルールを守りながら取引するのが難しくなります。
そのため、余裕を持って取引判断ができる時間軸をメイン軸に使って取引することが大切です。
ルール3:相場の状況
3つ目は、相場の状況です。
なぜなら、トレンド相場やレンジ相場など、相場を分析して自分の得意な相場状況でのみ取引すれば勝率が上がるからです。
具体的には、順張りが得意な人にはトレンド相場が、逆張りが得意な人にはレンジ相場が稼ぎやすい傾向があります。
利益を出すためには、勝負を仕掛ける相場と見送る相場を使い分けましょう。
ルール4:エントリー条件
4つ目はエントリー条件です。
その理由は、ローソク足の形やテクニカル分析のルールを持たずに取引して、エントリーのタイミングを間違えると、損失を出したり充分な利益を出せないからです。
例えば、移動平均線がゴールデンクロス(買いのサイン)を表している時に買うというルールがなければ、買うのが遅れて十分に利益を出せない場合があります。
そのため、テクニカル分析を利用して、エントリーに根拠を持って取引しましょう。
ルール5:利確と損切り
5つ目は、利確と損切りです。
なぜなら、利確・損切りポイントをルールで決めてからエントリーすることで、その後の相場の動きに振り回されずに済むからです。
また、損切りすることで1回の取引で出る損失を限定できるメリットがあります。
利確や損切りのタイミング例
- ゴールデンクロスやデッドクロスの発生
- サポートラインやレジスタンスラインのブレイクといったシグナル
- ラウンドナンバー(キリのいい為替レート)
こういったシグナルを参考にして利益・損切りポイントを決めるといいです。
ゴールデンクロスなど詳しく説明しています
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ルール6:その他のMyルール
6つ目は、その他のオリジナルルールです。
その理由は、ここまでの5つのルール以外にも、自分の性格やライフスタイルに応じてルールを決めておくことが大切だからです。
そうすることで、さらに利益を上げたり損失を抑える効果が期待できます。
オリジナルルールの例
- 1日に5連敗したら次の日はトレードしない
- 1週間に3万円以上損失が出たら、1週間はチャート閲覧も含めFXをしない
- お酒を飲んだ時は絶対に取引をしない
余計な損失を防ぐために工夫することが大切です。
ルールを守るための3の方法
ルールは作っても守らなければ意味がないので、ここではルールを守るための3つの方法について解説します。
ルールを守る3つの方法
- トレード記録を取る
- メンターをつける
- ルールを破った時にペナルティを科す
それぞれの方法について、以下で詳しくみていきましょう。
方法1:トレード記録を取る
ひとつ目の方法は、トレンド記録をつけることです。
なぜなら、トレード記録を取ることで、各ルールを一つずつ整理できる効果があるからです。また、この記事で後述するように、ルールを改善する時に役立てることができます。
記録した方が良い項目
- 取引日時
- 通貨ペア ※(例)米ドル円
- 取引量と売買 ※10,000通貨を売り(Bid)
- 相場状況 ※(例)上昇トレンド、下降トレンド、レンジ など
- エントリー状況 ※エントリーする理由
- 利確ポイント ※(例)レジスタンスライン1ドル112円を5pips手前のポイント
- 損切りポイント ※(例)サポートライン1ドル112円を10pips超えたポイント
- トレード時の感情 ※(例)冷静、不安
- 取引結果 ※(例)4/1 22:45に100pips(1万円)の利益
上記を参考にして、自分なりにトレード記録をつけてみましょう。
方法2:メンターをつける
2つ目の方法は、メンター(指導者、助言者)をつけることです。
その理由は、自分一人で作ったルールを自分一人で守ろうとしても「今回の取引は特別」といったような言い訳をする可能性があるからです。
ダイエットやトレーニングでトレーナーをつけると目標が達成しやすいのと同じで、自分にメンターをつけて監視してもらうことで、強制的にルールを守らせましょう。
方法3:ルールを破ったときにペナルティを科す
3つ目の方法は、ルールを破った時にペナルティを科すことです。
なぜなら、ペナルティを払いたくないためルールを守りやすくなるからです。例えば、ルールを破ったら「FXを1週間休まないといけない」「友人にご飯をおごる」などのペナルティを科すのがいいでしょう。
ただし「二度とFXをしない」など、無理な内容では効果が薄くなるので気をつけましょう。
自分だけのFXルールを作る5ステップ
5つのステップに沿って進めることで無理なく進められますよ。
自分だけのFXルールを作って取引するための流れを5つのステップ形式で解説します。
step
1上記6つのルールを具体的に設定する
step
2実際に少額でOKな口座を開設する
step
3本やネットなどでFXについて勉強する
step
4ルールに乗っ取り、練習する
step
5常に改善する
それぞれのステップについて、以下で詳しくみていきましょう。
ステップ1:上記6つのルールを具体的に設定する
ひとつ目のステップは、先述した6つのルールを自分に合った形で具体的に整理することです。
なぜなら、ルールの仕組みを理解するだけでは、実践に活かせないからです。
例えば、リスクを抑えて取引したい人は、為替変動が比較的小さい東京時間に米ドル円の通貨ペアに投資する方法はどうでしょうか。
ゴールデンクロスでエントリーして、上下20pipsで利確と損切りすれば大きな損失は出さずに済みます。
ステップ2:実際に少額でOKな口座を開設する
2つ目のステップは、実際に少額で取引できるFX会社で口座開設することです。
なぜなら、どれだけ自分に合ったルールを作っても、そのルールが実践で効果を発揮するかどうかは試してみないと判らないからです。
そこで、少額投資が可能なFX会社として、以下の3社を紹介します。
少額取引できるFX会社3選
上記3社の特徴について、下記で詳しくみていきましょう。
少額取引できるFX会社1:SBI FXトレード
ひとつ目のおすすめFX会社はSBI FXトレードです。
なぜなら、最低1通貨単位から取引ができるからです。
金額に換算すると約4円という極めて少額投資が可能なため、初心者でもリスクを抑えて自分のルールを試すことができます。
ちなみに、最低1通貨単位から取引できるのはSBI FXトレードだけです。
少額取引できるFX会社2:外為オンライン
2つ目のおすすめFX会社は外為オンラインです。
その理由は、最低1,000通貨単位から取引ができるからです。
金額に換算すると約4,000円なので、SBI FXトレードには劣りますが、少額投資としては十分活用できます。
また、メールアドレスだけの簡単登録で無料のデモトレードサービスが使えるので、好きなだけ練習して本番に臨みましょう。
少額取引できるFX会社3:外貨ex byGMO
3つ目のおすすめFX会社は外貨ex byGMOです。
なぜなら、外為オンラインと同様、最低1,000通貨単位から取引ができるからです。
外貨ex byGMOにも無料のデモトレードサービスがあるので、自分が作ったルールが自分に合うかどうかや、実践でうまく機能するかどうかを確かめて、万全のルールに改善しましょう。
ステップ3:本やネットなどでFXについて勉強する
3つ目のステップは、本やネット、セミナーでFXの基本的な知識を勉強することです。
その理由は、基本的な知識がないと自分に合ったルールが作れないからです。
テクニカル分析をするために必要な、ローソク足や移動平均線、トレンド相場やレンジ相場といった基本的な用語を理解する必要があります。
詳しくはコチラ
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ステップ4:ルールに乗っ取り、練習する
4つ目のステップは、ルールに従って練習することです。
その理由は、自作したルールが本番で使えるかどうかを検証すると同時に、FXの経験を積めるからです。
自分で整理したルールや本・ネットで勉強した取引判断や注文方法を使って、少額取引で実践経験を積みましょう。もちろんデモトレードを使っても構いません。
ステップ5:ルールは常に改善する
5つ目のステップは、ルールを常に改善することです。
なぜなら、たとえルールを作って守っていても、その内容が間違っていたら安定して利益を上げることはできないからです。作ったルールを実践した結果を検証し、改善するのを繰り返しましょう。
流れを説明すると、「ルール作成」→「実践」→「結果検証」→「改善」→「実践」→「結果検証」……となります。
FXのルール まとめ
上記で紹介した「ルールの作り方」を実践すると、今後は利益を出すためのルール判らないと悩むことは一切なくなり、ルールを守りながら取引することで安定して利益を出せます。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
この記事のまとめ
- FXで安定して利益を上げるためには、ルールを持って取引することが大切
- ルールを作っても守らなければ意味がないので、ルールを守れる工夫をする
- 最初から効果の高いルールは作れないので、実践→検証→改善を繰り返すことが大切
少額取引できるFX会社3選
「効果的なルールがうまく作れない」と最初は思うかもしれませんが、作成〜改善のサイクルを一度身につけてしまえば、安定した取引ができるようになります。