この記事で解決できる悩み
- FX初心者におすすめの通貨ペアが知りたい
- おすすめの通貨ペアの特徴や相性のいい取引方法を教えて!
- 初心者向けの取引スタイルに合うFX会社はどこ?
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「FX初心者におすすめの通貨ペアの選び方」を理解すれば、FX初心者でも自分に合う通貨ペアが見つけられます。
なぜなら、私もこの方法で通貨ペアを決めておすすめのFX会社で取引したいという悩みを解決できたからです。
それでは、以下で「取引スタイルに合うおすすめ通貨ペア5つとその特徴」について紹介します。
【取引スタイル別】FXでおすすめの通貨ペア5つ
FXの取引スタイルには、大きく分けて2つあります。
そこで、それぞれの取引スタイルと相性のいい通貨ペアを5つ紹介します。
取引スタイルと通貨ペア
【取引スタイル1:短期運用で為替差益を狙う】
- おすすめ通貨1:米ドル
- おすすめ通貨2:ユーロ
【取引スタイル2:長期運用でスワップポイントを狙う】
- おすすめ通貨3:豪ドル
- おすすめ通貨4:NZドル
- おすすめ通貨5:南アフリカランド
取引スタイル1:短期運用で為替差益を狙う
ひとつ目の取引スタイルは、短期間の運用で為替差益を狙う方法です。
このスタイルで稼ぐには、為替差益の利益をコツコツ利益を積み重ねるのが重要なので、米ドルやユーロで運用しましょう。
米ドルとユーロは、スプレッドが小さいため一回の取引にかかるコストが安く済みます。
おすすめ通貨1:米ドル
米ドル円はスプレッドが狭いだけでなく、情報量が豊富で為替レートの予想がしやすいのが特徴です。
相場に影響する経済指標が頻繁に発表されるので、短期運用におすすめです。
また、メジャー通貨の中ではスワップポイントも高めなので、スワップ運用にも向いています。
米ドル円の取引におすすめのFX会社は、スプレッドが0.2銭の業界最狭水準でスワップポイントも高く、1,000通貨からの少額取引もできる外貨ex byGMOです。
おすすめ通貨2:ユーロ
ユーロは米ドルに次ぐ取引量を誇る基軸通貨で、流動性・相場の安定性が高く値動きが大きいので大きな利益を得やすいです。
しかし、金利が低いためスワップポイントが期待できず、長期保有には向いていません。
また、ユーロの変動にはユーロ圏の多くの国の情報が関係しているので、変動要因が多く為替レートが予想しにくいのでFX初心者には向いていません。
ユーロ円の取引におすすめのFX会社は、スプレッドが0.5銭の外貨ex byGMO、FXブロードネットなどです。
取引スタイル2:長期運用でスワップポイントを狙う
2つ目の取引スタイルは、中期~長期的な運用でスワップポイントを狙う方法です。
この取引スタイルで稼ぐには、より多くのスワップポイントを得るために、少しでもスワップポイントが高いFX会社を使うことです。
また、為替変動が小さい通貨ペアを選び、為替変動による損失のリスクを下げましょう。
上記を踏まえてこの取引スタイルにおすすめの通貨を選ぶと豪ドル、NZドル、南アフリカランドの3つです。
スワップ運用について詳しくはコチラ
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おすすめ通貨3:豪ドル
豪ドルはスワップポイントが高いうえに、為替相場も安定しているので、スワップ運用に向いています。
ただし中国経済の影響を受けやすいので、オーストラリアだけでなく中国の景気動向にも注意する必要があります。
豪ドルの取引におすすめのFX会社は、スプレッドが狭くスワップポイントが高いGMOクリック証券とLIGHT FXです。
おすすめ通貨4:NZドル
NZドルも豪ドルのようにスワップポイントが高く、為替も安定的で、スワップ運用に向いているためスワップ運用におすすめです。
米ドルや豪ドルよりもスプレッドが高いですが、スワップ運用なら取引回数も少ないので、コスト負担も少なくて済みます。
NZドルの取引におすすめのFX会社は、スプレッドが比較的小さくてスワップポイントが高いFXブロードネットです。
NZドルについて詳しくはコチラ
おすすめ通貨5:南アフリカランド
南アフリカランドもスワップポイントが高くスワップ運用に向いています。
しかし、為替変動が大きく不安定なので、通貨の保有中は情報収集をきちんと行う必要があります。
長期運用だからといって放置すると、スワップ利益よりも大きな為替差損が出てしまい、トータルの損益がマイナスになってしまうからです。
南アフリカランドの取引におすすめのFX会社は、LIGHT FXとGMOクリック証券です。
南アフリカランドについて詳しくはコチラ
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FX初心者におすすめな通貨ペアを選ぶコツ2つ
FX初心者が通貨ペアを選ぶときのコツ
- コツ1:流通量が高い通貨を選ぶ
- コツ2:変動要因が少ない通貨ペアを選ぶ
それぞれのコツについて、以下で詳しく見ていきましょう。
コツ1:流通量が多い通貨を選ぶ
まずは、流通量が多い通貨ペアを選んでください。
なぜなら、流通量が多いほど流動性リスクが低くなるだけでなく、得られる情報量も増えるので、初心者でも取引がしやすいからです。
ちなみに流動性リスクとは、取引に参加するトレーダーが少ないことで売り手(買い手)がいないため、通貨を売買したいときに希望するレートで取引が行えないリスクをいいます。
BIS(国際決済銀行)が3年ごとにまとめている通貨別取引高のデータを参考に、通貨と通貨ペアの取引シェア数上位5位までを表にすると次のようになります。
通貨 | シェア数 | 通貨ペア | シェア数 |
米ドル | 43.8% | ユーロ/米ドル | 23.1% |
ユーロ | 15.6% | 米ドル/円 | 17.8% |
日本円 | 10.8% | 英ポンド/米ドル | 9.3% |
英ポンド | 6.4% | 豪ドル/米ドル | 5.2% |
豪ドル | 3.5% | 米ドル/カナダドル | 4.3% |
コツ2:変動要因が少ない通貨ペアを選ぶ
2つ目のコツは変動要因が少ない通貨ペアを選ぶことです。
その理由は、変動要因が多いと、情報の整理ができず間違った予測をして損失を出す可能性があるからです。
通貨ペアは「ドルストレート」と「クロス円」に大別でき、初心者には相場の変動要因が少ない「ドルストレート」と呼ばれる通貨ペアがおすすめです。
ドルストレート
ドルストレートとは、米ドルが直接関係する通貨ペアです。
米ドルともう1カ国の2カ国間の需給関係で相場の動きが決まるため、値動きが予想しやすいのが特徴です。
ドルストレートの通貨ペアの例としては、アメリカと日本が関係する米ドル円や、イギリスとアメリカが関係する英ポンドドルなどが挙げられます。
クロス円
クロス円とは、米ドル以外と日本円の通貨ペアで、取引の際は米ドルを介して売買する必要があるのが特徴です。
そのため、3ヵ国の値動きを考察しなければならず、相場が予想しにくいので初心者にはおすすめしません。
たとえば豪ドル円の場合、オーストラリア(豪ドル)と日本(円)に加えてアメリカ(米ドル)の3カ国が絡むので、値動きの予想が難しいといえます。
FX初心者におすすめの通貨ペアは米ドル円
FX初心者におすすめの通貨ペアは米ドル円です。
その理由は、米ドルは流通量が多いだけでなく、スプレッドも全通貨ペアの中で最も狭いからです。
そのため、最初はうまく利益が出せない初心者でも、コストやリスクを抑えて取引できます。
また、アメリカに関する取引情報は入手しやすいため、相場を予想しやすいのもおすすめポイントです。
通貨ペアについて詳しくはコチラ
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取引時間別FXのおすすめ通貨
世界各国の為替市場が開くタイミングはその国の通貨が活発に売買されるので、相場の変動も活発になり、利益を出すチャンスが多いです。
以下の一覧表を参考にして、世界各国の市場が開くタイミングを意識して取引してみましょう。
取引時間について詳しくはコチラ
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通貨ペア別!おすすめのFX会社4つ
これまで記事で説明してきた内容を踏まえ、通貨ペア別のおすすめFX会社を4社紹介します。
おすすめFX会社
- 米ドル/円なら:外貨ex byGMO
- ユーロ/ドルなら:DMMFX
- 豪ドル・NZドルなら:GMOクリック証券
- 南アフリカランドなら:LIGHT FX
それぞれのFX会社のおすすめポイントについて詳しく見ていきましょう。
米ドル円なら:外貨ex byGMO
外貨ex byGMOはこんな人におすすめ
- 最初は出来るだけ低資金でスタートしたい
- トレードにかかるコストはなるべく抑えたい
1つ目のおすすめFX会社は外貨ex byGMOです。
外貨ex byGMOは1,000通貨(約4,000円)からのトレードが可能で、米ドルのスプレッド0.2銭と業界最狭水準なので、低リスクかつ低コストでFXを始められます。
また、少額で取引できるので低リスクでFXの本番取引の練習ができます。
ユーロドルなら:DMMFX
DMMFXはこんな人におすすめ
- ユーロドルで短期だけでなくスワップ運用もしたい
- 充実したサポートを受けたい
- コストを抑えて取引がしたい
2つ目のおすすめFX会社はDMMFXです。
DMMFXもスプレッドが業界最狭水準なので低コストで取引ができますが、取引は1万通貨からなので、FXの取引にある程度の資金を用意できる人向けです。
ユーロドルのスプレッドが狭く、スワップポイントが高いのでコストを抑えて裁量取引をしつつ、スワップポイントを狙うこともできます。
豪ドル・NZドルなら:GMOクリック証券
GMOクリック証券はこんな人におすすめ
- 豪ドル・NZドルでスワップ運用をしたい
- 高性能なツールを使いたい
- コストを抑えて取引がしたい
3つ目のおすすめFX会社はGMOクリック証券です。
GMOクリック証券は取り扱い通貨のスワップポイントが全体的に高めですが、スプレッドが他社より高い傾向にあります。
しかし、豪ドル円とNZドル円のスプレッドは比較的狭いです。
また、約定力が高いので、最終的な取引コストが他社より低くなることもあります。
南アフリカランドなら:LIGHT FX
LIGHT FXはこんな人におすすめ
- 南アフリカランドでスワップ運用をしたい
- 1,000通貨で取引したい
- コストを抑えて取引がしたい
4つ目のおすすめのFX会社はLIGHT FXです。
LIGHT FXは取り扱っている高金利通貨のスワップポイントが高いので、南アフリカランドでの取引に向いています。
また、取引通貨単位が1,000通貨からなので、コストを抑えて高金利通貨で取引をすることができます。
初心者は高金利通貨ペアに注意しよう!
高金利通貨はスワップポイントが魅力的です。
しかし高金利通貨の中には流動性が低く突発的に相場が変動する可能性が高い新興国通貨(マイナー通貨)が多いので、FX初心者はFXの経験を積んでから運用したほうがいいです。
高金利の新興国通貨の例
- トルコリラ
- メキシコペソ
- 南アフリカランド
高金利の先進国通貨の例
- 豪ドル
- NZドル
FXのおすすめ通貨まとめ
上記で紹介した「FXのおすすめ通貨の選び方」を実践すると、今後はFX初心者が通貨ペアの選び方がわからないと悩むことは一切なくなり、取引スタイルと相性のいい取引方法で運用できるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
FXのおすすめ通貨まとめ
- 取引スタイルごとに相性のいい通貨が異なる
- FX初心者は流通量が多く変動要因が少ない通貨ペアである米ドル円がおすすめ
- 各国の市場が開くタイミングを意識してその国の通貨で取引をすると、大きな利益を見込める
おすすめ通貨とFX会社
【短期トレードで稼ぐ場合のおすすめ通貨とFX会社】
- 米ドル(おすすめFX会社:外貨ex byGMO)
- ユーロ(おすすめFX会社:外貨ex byGMO、FXブロードネット)
【スワップ運用をする場合のおすすめ通貨とFX会社】
「通貨ペアがたくさんあって、どれを選べばいいのかわからない」と最初は思うかもしれません。
そんなときはこの記事を参考にすれば、取引スタイルに合う通貨ペアを見つけて、コツコツ稼げるようになるので安心してください。