FX取引にあまり時間を取れない人だけでなく、裁量トレードでうまくいかなかった人たちにも人気の自動売買ですが、さまざまな種類があるため、どの会社のどのシステムを選べば良いのかわからない方も多いと思います。
ここでは、おすすめの自動売買システムを比較して紹介していきます。
そもそも自動売買とは?どんな種類があるのか知りたい!という方はまずこちらの記事を参考にしてください。
⇒ 【少額OK!業者比較】初心者が10万円稼げたのは自動売買のおかげ?
FX自動売買のおすすめ会社比較
1.外為オンライン「iサイクル2取引」
外為オンラインが提供しているリピート系発注機能「iサイクル2取引」は、初心者でも簡単に設定条件を選べるため、自動売買の王道ともいわれています。
利食いから損切りまで、設定したルール通りにすべて自動で注文を繰り返してくれます。
一般的なリピート系発注機能の場合、変動幅や通貨ぺア、適正な注文量などを自分で設定する必要があります。
一方でiサイクル2取引の場合は、3つの方式の中から選ぶことができます。
iサイクル始め方3つ
- ランキング方式
→高い利益を出している設定条件が選べる - マトリクス方式
→好条件な取引条件を自動計算する - ボラティリティ方式
→注文を自分で設定する
以上3つの方法で始められます。
iサイクル2取引のメリット
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レンジ追尾機能がある
一般的なリピート系発注機能の場合、変動幅が予想と外れると注文が発生しませんが、iサイクル2取引では相場変動を自動的に追尾するので、レンジが動いたら設定条件も同じように動いてリピート発注を継続してくれます。 -
レンジ相場に強い
相場の7割~8割はレンジ相場と言われていますが、そのレンジ相場でうまく利益を上げることがFXで成功する秘訣です。
感情に左右されながらFXで利益を上げていくことは容易ではありませんが、iサイクル2取引は、余計な感情を排し、ルール通りに注文を繰り返してくれるので、投資経験が浅い方も安心して利用できる自動売買です。 -
通貨ペアが多い
一般的に自動売買は選べる通貨ペアが少ない傾向にありますが、iサイクル2取引は24通貨ペアもあり、これはFX業者のなかでもトップクラスです。
iサイクル2取引のデメリット
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手数料が高い
iサイクル2取引は、1,000通貨あたり片道20円の手数料がかかります。
なので利益が出るかどうかをしっかり見極めなければ、コストばかりかかってしまい、思ったほど稼げない・・・ということにもなりかねません。
2.FXブロードネット「トラッキングトレード」
FXブロードネットが提供しているトラッキングトレードは、リピート系発注機能のサービスです。
自動売買でもスプレッドが狭く、1,000通貨単位米ドル円0.2銭とFX業界最狭水準ですので、低コストな取引ができます。
またFXや投資の初心者のために無料でセミナーを開催しており、利益を上げるためのトラッキングトレードの設定方法などをレクチャー。
取扱説明書の完備やメルマガ配信も行っており、自動売買初心者でも安心して利用できますよ!
トラッキングトレードのメリット
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レンジを抜けてもそのまま放置できる
通常のリピート系発注機能では、相場が動いてレンジを抜けた際には、手動で対処しなければいけません。
しかし、トラッキングトレードは、レンジを抜けた場合でも、相場を自動で追尾してくれるので、放置したままでも大丈夫です。もちろん定期的なチェックは必要ですが、手間がかからず、負担も軽くて済みます。 -
ロジックがシンプルでわかりやすい
自動売買の場合、ロジックが複雑だと、トレーダー自身がいま何が行われているのかを理解できなくなってしまう可能性があります。
プログラミングが得意な人であれば問題ないと思いますが、自動売買の初心者には難しいといえます。
トラッキングトレードの仕組みはシンプルなので、どんなロジックで取引が行われたのかはっきりとわかり、経験が浅い人にも安心できる自動売買です。 -
1,000通貨から取引ができる
口座を開設するときに、ブロードライトコースを選択すると、1,000通貨から取引が可能です。このため、少額の資金からでも始められます。
トラッキングトレードのデメリット
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取引コストが高い
トラッキングトレードは優れた注文方式ですが、新規注文約定ごとに1,000通貨あたり40円の手数料(新規手数料20円と決済手数料20円)がかかります。
そのため、利幅の小さすぎるトレードを繰り返すと、利益が思うように伸びないので注意が必要です。 ※2018/12/31まで決済分の手数料が無料になるキャンペーンを開催中 -
相場の急激な動きに弱い
設定した範囲の中でレンジ相場になれば稼ぎ続けられますが、設定している方向とは逆方向に短い時間で急激に動くと、ひたすら損切りを繰り返してしまいます。
3.インヴァスト証券「トライオートFX」
トライオートFXは、インヴァスト証券が提供するリピート系の発注機能です。
最大の特徴は「オートパイロット注文(AP注文)」で、「新規→決済→新規」を繰り返すIf Done注文を自分の思い通りに設定できます。
オートパイロットというのは半自動の仕組みを作る設定のことで、裁量トレードを補助するという意味があります。
また自分が設定した相場と反対方向に動いてしまった場合でも、オートパイロット注文とセーフティ設定を合わせて設定しておけば自動で停止してくれますよ!
トライオートFXのメリット
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成果が出ている設定条件を選べる
期間ごとの利益が出ているシステムのランキングを見ながら優秀な自動売買システムを選べます。悩むことも少なく、視覚的にも分かりやすいため、初心者にも安心です。 -
自分でシステムを作れる「オートパイロット注文」
さらに細かい設定をしたい、損切幅を広げたい、といった場合は、オートパイロット注文を利用することで、自分でシステムを作ることも可能です。
注文自体はシステムが自動で行ってくれますが、どの通貨にするか、利益確定と損切りをいくらで行うかなど、発注方法はトレーダーが立てた戦略によって行うことができます。 -
パソコンもスマホもツールが充実
自動売買、半自動売買システムを売りにしているだけあり、その関連ツールはかなり充実しています。
パソコンだけでなく、スマホでもランキングなどが確認できるため、いつでも手軽に確認したり注文を出すことができます。
トライオートFXのデメリット
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含み損を抱えた運用になる
トライオートFXは基本的にレンジ相場で利益を出していくスタイルですので、その性質上、常に含み損を抱えた状態での運用になります。
もちろん含み損は価格が上昇すれば利益になりますが、想定したレンジから外れると利益が出なくなってしまうので、多くの資金を用意して想定レンジを広げるという工夫も大切です。 -
マイナススワップが続く可能性
想定していたレンジを抜けて塩漬けになってしまうと、通貨ペアによってはマイナススワップがかかり続ける可能性があります。
あまり大きな額にはならないのであれば気にしなくてもいいかもしれませんが、スワップポイント狙いの人は気にしておく必要があります。
4.アイネット証券「ループイフダン」
自動売買の新常識となっているのが、アイネット証券が提供しているリピート系発注機能のループイフダンです。
ループイフダンは、自動で設定したルール通りの注文を繰り返してくれます。
今後の相場の方向性を予想して、設定した値幅ごとに自動で含み益を決済していくだけのシンプルなシステムが特徴。
相場が変動する度にループイフダンが稼働し続けるので、チャートを見ていなくても取りこぼしなく利益を出せます。
また成績の良かった設定や過去の実績がランキング形式で公開されており、参考にすれば自動売買の初心者でも同じ設定で運用することもできますよ!
ループイフダンのメリット
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簡単に設定条件を選べる
設定は全部で122パターンありますが、「通貨ペア」と「各通貨ペアの値幅」と「売り・買い方向」の組み合わせをそのときの相場と資金に合わせて選ぶだけなので簡単です。
設定値幅は4種類~5種類あり、設定した値幅の動きがあるたびに、自動で利食いを繰り返します。 -
最大ポジション機能がある
最大ポジションを超えた場合には自動的に損切りをしてくれるので、最大限の利益を出せるようになっています。 -
コストが安い
他社では、スプレッド以外の自動売買手数料が発生することが多いですが、ループイフダンは自動売買手数料がスプレッドに含まれているので、コストを安く抑えることができます。
ループイフダンのデメリット
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ロスカットに注意
相場が予想通りに動けば利食いを繰り返しますが、逆に動くと含み損のポジションを複数抱えることになります。
自動売買だからといって放置していると含み損が膨らんでロスカットされてしまうので、通常のFX以上に資金に余裕を持った運用が大切です。
5.ひまわり証券「ループ・イフダン」
ひまわり証券が提供するループ・イフダンは、一定の値幅ごとにエントリーから利食いを繰り返す、リピート系注文の取引ツールです。
ひまわり証券ははじめて日本にFXを導入した老舗の業者で、新しいツールを取り入れるのはFX業界一早いともいわれています。
FXのパイオニアとして実績が豊富で、安全性が高いことでも知られており、チャート分析やツールの使い方がわからない初心者にも優しくアシストしてくれる頼れるFX業者です。
ループ・イフダン(ひまわり証券)のメリット
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注文方法が超シンプル
ループ・イフダンの注文方法は非常にシンプルで、「取引したい通貨を選ぶ」「長期展望を予想して売りか買いを決める」「値幅を決める」の3ステップだけです。難しい設定は一切なく、初心者でも簡単にFXトレードができます。 -
圧倒的情報量と質の高さ
為替相場の動きを予想するためには、質の高い情報を入手することが大切です。
ひまわり証券の情報量と質はFX業界でもトップクラスです。情報量の多さと情報の質の高さがひまわり証券最大の強みと言っても過言ではありません。
ループ・イフダン(ひまわり証券)のデメリット
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通貨ペアが少ない
ループ・イフダンの取り扱い通貨ペアは5種類だけです。そのうちの4ペアが同じ値動きをするクロス円のため、通貨ペアによるリスク分散は期待できません。
6.マネーパートナーズ「HyperSpeed NEXT」
マネーパートナーズはオリコンによる顧客満足度ランキングで、二年連続1位を獲得しているFX業者で、親会社はFX業者で初の上場を果たした楽天グループの会社です。
FX業者を選ぶ上で重要な項目のバランスが優れており、メイン口座としてもおすすめできます。
そのマネーパートナーズが提供する自動売買システムがHyperSpeed NEXT(ハイパースピードネクスト)で、魅力はなんといっても約定力の高さと、圧倒的に高機能な取引ツールです。
スプレッドは業界最低水準で、コストを抑えながら十分なトレードができる環境が整っています。
また夕方でコールセンターが終了するFX業者が多い中で、平日23時まで電話応対を受け付けており、サポート面での充実ぶりも魅力となっています。
HyperSpeed NEXTのメリット
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約定力が高い
一番の魅力は約定力です。矢野経済研究所が実施している約定力ランキングでは、9年連続で約定力No.1の評価を得ています。その結果、「スリッページ発生率」と「約定拒否率」ともに0%と、圧倒的な約定力だということがわかりました。 -
高性能な取引ツール
HyperSpeed NEXTはFX業者のなかでも最強クラスの高性能取引ツールです。
自分で戦略を考えて自分だけの売買ルールを独自に作れる「ストテラジー機能」や、売買ルールがチャートに一致したときに知らせてくれる「売買シグナル機能」などがあり、まさにプロトレーダーの取引を自分のものとして使える次世代ツールといえます。 -
自分のトレードを振り返れる
FXで安定した利益を上げるためには、トレードしていく中で気付いたことをノートに記入し、今後のトレードに活かすことが大切ですが、途中で面倒くさくなってしまい続かないものです。
HyperSpeed NEXTには、自分の取引データを数値化してレポート形式にまとめてくれる「トレポ(トレードレポート)」という便利な機能があります。
約定データに加えて、勝率や保有時間などを多角的に分析し、アドバイスまでしてくれる優れものです。
HyperSpeed NEXTのデメリット
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取扱通貨ペアがやや少ない
取扱通貨ペアは20種類とそれほど多くはありません。
マイナーな通貨ペアで取引したいという人には物足りないかもしれませんが、主要通貨は扱っているので、初心者や取引する通貨が決まっている人は問題ないでしょう。 -
初心者には若干ハードルが高い
先述した通り、HyperSpeed NEXTは圧倒的に高性能なプロ仕様の取引ツールとなっているため、初心者にはやや扱いが難しいといえます。
デモ口座で自動売買を体験してみる
自動売買がどのようなものなのかわかっていない状態で、いきなりリアル口座でトレードを行うのは不安だと思います。
そこで初心者の方におすすめなのは「デモ口座」です。
「デモ口座」というのは、予め入金されているバーチャルなお金を使って、そのFX業者の取引システムを体験する口座のことです。
まずは「デモ口座」で自動売買を体験し、このシステムなら自分に合っていると感じたら、実際に少額のお金を入金して、リアル口座で自動売買を始めてみましょう。
まとめ
勝手にトレードをやってくれる自動売買とはいっても、初めから勝ち続けられるわけではありません。
選んだシステムの性能や、稼働させたタイミングなどによっては、期待した成果が上がらないこともあります。
しかしそこであきらめるのではなく、まずは自動売買システムの特徴を理解し、優秀なシステムを選ぶための経験値を増やしていくことが大切です。
いきなり大きな成果を求めるのではなく、慎重に自分に合うタイプの自動売買システムを見つけて、コツコツと取り組んでいくことを心がけましょう。