この記事で解決できる悩み
- 積立FXはどういったサービスなの?
- 積立FXは普通のFXとどう違うの?
- 積立FXの始め方について知りたい
と悩んでいる方の悩みが解決できる記事となっています。
この記事で解説する『積立FXの3つの特徴とメリットデメリット』を知ることで、積立FXについて理解が深まり積立FXを始めることができます。
なぜなら、私もこの方法で積立FXについて理解し、積立FXを始めることができたからです。
それでは、『積立FXの3つの特徴とメリットデメリット』について解説していきます。
積立FXとはわかりやすく解説
毎日、毎週など設定した購入タイミングで自動購入する仕組みですが、自動で売却されることはなく、いつでも自由に売却できます。
積立FXは投資初心者向き
積立FXは投資初心者にも手軽に始められるサービスです。
なぜなら、手続き後の購入は自動的に行われるので手間がかからず、為替相場をチェックする必要がないからです。
外国通貨を預り金の範囲内で、設定したタイミングに合わせて定期的に購入して積み立てていきます。
購入を止めたくなったら購入キャンセルの手続きをするだけで、購入を停止できます。 売却は好きなタイミングに1通貨単位ごとでできます。
FXとは違う!積立FXの3つの特徴
積立FXには普通のFXと違う3つの特徴があります。
積立FXの3つの特徴
- 特徴1:自動的に定期購入する
- 特徴2:レバレッジが低い
- 特徴3:強制ロスカットの証拠金維持率が低い
3つの特徴について、詳しく見ていきましょう。
特徴1:自動的に定期購入する
1つ目の特徴は、FXの売買と違い自動的に定期購入することです。
購入頻度は毎日と毎週と毎月から自分の好みに合わせて選択できます。設定を一度しておけば、毎日レートを確認する必要はありません。
投資タイミングを分散することによって、リスクを抑えた取引ができます。
特徴2:レバレッジが低い
2つ目の特徴は積立FXのレバレッジは低いことです。
FXのレバレッジは最大25倍ですが、積立FXは最大3倍までです。
レバレッジが低いので為替レートの変動の影響は少なくなり、FXよりも損失を抑えやすいです。
特徴3:強制ロスカットの証拠金維持率が低い
3つ目の特徴は、強制ロスカットの証拠金維持率が低いことです。
FXはロスカットになる基準の証拠金維持率が必要証拠金の50%であるのに対して、積立FXは必要証拠金の30%と低く設定されています。
そのため、FXと比べてロスカットされにくいという面があります。
積立FXと外貨預金の比較
外国通貨に投資をするなら積立FXがおすすめです。
なぜなら、積立FXはFXと同じくスワップポイントがもらえて、外貨預金より利回りが高いからです。
また手数料の面でも積立FXは外貨預金よりも安いので、レバレッジ1倍でも外国通貨に投資をするなら、外貨預金より積立FXの方がお得といえます。
積立FXのメリット5つ
積立FXには5つのメリットがあります。
積立FXの5つのメリット
- メリット1:1通貨単位から購入ができる
- メリット2:リスクを抑えて運用できる
- メリット3:取引の自由度が高い
- メリット4:感情に左右されない
- メリット5:FXよりも積立FXの方が実績が良い
5つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット1:1通貨単位から購入ができる
1つ目のメリットは、1通貨単位で購入できることです。積立FXのSBI FXトレードでは、1通貨単位のFX取引が可能です。
投資や資産運用と聞くと大きな資金が必要だと思いがちでですが、米ドル円の1通貨単位なら約4円と少額で取引できるので、FX初心者でも無理なく始められます。
メリット2:リスクを抑えて運用できる
2つ目のメリットは、レバレッジが最大3倍なのでリスクを抑えて運用できることです。
設定したレバレッジを超えそうになると、自動的に定期購入を止めます。
レバレッジを利用すれば少額資金でも効率よく投資を行えますが、その分ロスカット(強制決済)のリスクがつきまといます。
積立FXはレバレッジが最大3倍までとなっているので、レバレッジを効かせながらリスクを抑えた資金効率の良い積立が可能になっています。
メリット3:取引の自由度が高い
3つ目のメリットは、取引の自由度が高いことです。
なぜなら、外貨で定期預金する場合、中途解約できないなどペナルティがあるのが一般的ですが、積立FXは購入を途中停止をすることができますし、好きなタイミングでポジションを売却することができます。
外貨預金など他の外貨投資に比べ自由度の高い投資といえるでしょう。
メリット4:感情に左右されない
4つ目のメリットは、自動で定期的に購入するので、感情に左右されない取引ができることです。
その理由は、最初に積立内容を設定してしまえば、その後は相場の状況で気を揉む必要がないので、精神的な負担が少なくて済むからです。
まだ相場感のついていない状況でも安定して、取引を進められるでしょう。
メリット5:FXよりも積立FXの方が実績が良い
5つ目のメリットは、積立FXの方がFXよりも実績が良いことです。
実際にSBI FX トレードの公式サイトで利用者の6割がプラスであることが公表されています。
FXは49%ですので、積立FXの方が実績が良いことがわかります。
積立FXのデメリット5つ
積立FXにはメリットだけでなく5つのデメリットがあります。
注意ポイント
- デメリット1:スプレッド(取引手数料)が高い
- デメリット2:購入タイミングを変更できない
- デメリット3:一度に大きく利益を得ることはできない
- デメリット4:ショート(売り)ができない
- デメリット5:口座引き落としに対応していない
それぞれのデメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。
デメリット1:スプレッド(取引手数料)が高い
1つ目のデメリットは、スプレッド(取引手数料)が高いことです。
SBI FXトレードでは、通常のFXだと米ドル円のスプレッドは、0.17銭(※)ですが、積立FXの場合だと0.5銭と高く設定されています。※1,001~100万通貨の場合
自動売買のシステム手数料がスプレッドに上乗せされているので、スプレッドが高い分利益が出にくくなっています。
デメリット2:購入タイミングを変更できない
2つ目のデメリットは、購入タイミングを自由に変更できないということです。
一度設定した条件も変更する場合は、一旦取り消して再度設定し直す必要があります。
ただ、随時のタイミングで買い増しをすることは可能なので、うまく活用すればある程度は思い通りの運用ができます。
デメリット3:一度に大きく利益を得ることはできない
3つ目のデメリットは、リスクを抑えてレバレッジを低くしていますから、一度に大きく利益を得られないということです。
レバレッジ倍率を上げて一度に大きく利益を狙いたい場合は、FXの利用がおすすめです。
積立FXはリスクを抑えながら小さく利益を積み重ねたい人向けの運用方法といえるでしょう。
デメリット4:ショート(売り)ができない
4つ目のデメリットはショート(売り)ができないことです。
これはショートポジションが取れないだけで、積立てしたロングポジションの売却は自由です。
システムの設定上は可能ですが、ショートは長期に向かないため、積立FXではショートができないようにしてあります。
デメリット5:口座引き落としに対応していない
5つ目のデメリットは、銀行口座からの自動引き落としに対応していないことです。
積立FXの口座に手動で入金しなければならないので、その分手間がかかります。
入金方法は通常の銀行振込のほか、インターネットバンキングに対応している金融機関のクイック入金が利用できます。クイック入金は1,000円以上で手数料が無料になります。
積立FXで知っておきたい4つのこと
積立FXを利用する上で知っておきたいことを4つ紹介します。
積立Xで4つの知っておきたいこと
- その1:ドルコスト平均法を理解しよう
- その2:積立FXの税金について
- その2:レート固定機能について
- その4:ロスカットルールについて
それぞれについて、以下で詳しく見ていきましょう。
その1:ドルコスト平均法を理解しよう
参照元SBI FX トレード
積立FXはドルコスト平均法で有利に積み立てができます。
ドルコスト平均法とは、一定金額で買えるだけ買うシステムで、安いときは多く買って、逆に高いときは少なく買うことにより、一定数量を買い続ける場合と比べて平均取得単価が安くなります。
平均取得単価が下がれば下がるほど、値上がりした時の利益が大きいので、設定するならドルコスト平均法が使える「投資金額を指定する」を選びましょう。
その2:積立FXの税金について
積立FXの税金は、売却時に課税されて、FXと同じ申告分離課税で税率20.315%です。
確定申告の場合は、FXとして申告になりますから、課税は他のFXと損益通算になります。
スワップポイントも同様に通貨を売却するまで課税されませんから、売却まで申告しなくて大丈夫です。
その3:レート固定機能について
参照元SBI FX トレード
レート固定機能は、制限時間内なら50万通貨まで指定されたレートで、通貨の購入ができる機能です。
5秒間現在の買付レート(または売却レート)を固定し、その5秒間に注文すれば固定されたレートで約定します。
まとめて買い増しをしたい時や大きな下落があった時に活用できます。
その4:ロスカットルールについて
積立FXは判定時刻に証拠金維持率が30%を割り込んでいるとロスカットが発動するルールです。
ロスカットが発動すると保有しているすべての外貨は強制的に売却されます。
ロスカットにならないよう予備の資金も用意しておくことが肝心です。
積立FXでおすすめの通貨ペア
おすすめの通貨ペアは、取引スタイルで変わってきます。
為替差益を狙うなら比較的スプレッドの狭い米ドル/円、英ポンド/円などが良いでしょう。
スワップを受け取りながら値上がりを待つならば、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円、ずっとスワップを受け取り続けるなら南アフリカランド/円、トルコリラ/円がおすすめです。
積立FXで取り扱いのある通貨ペア
積立FXで取り扱っている通貨ペアは全部で9種類あります。
米ドル/円、英ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円、中国人民元/円、南アフリカランド/円、トルコリラ/円、香港ドル/円があります。
現在は9種類ですが、今後増える可能性もあります。
為替差益を狙うなら安定性のある米ドル/円
為替差益を狙うのであれば、相対的に強い通貨ペアの米ドル/円がおすすめです。
なぜなら流動性が高く急激な変動が他の通貨ペアよりも小さいからです。
市場の取引量が多く経済が好調なので、通貨も安定的に推移しています。
スワップ益を狙うなら金利の高いトルコリラ/円
スワップ益を狙うのであれば、トルコリラ/円がおすすめです。
トルコリラは9種類の通貨の中で一番金利が高く、スワップポイントも一番多くもらえます。取引コストが高い分短期の売買に不向きですが、スワップ益を狙うなら最適の通貨といえます。
トルコリラ/ 円は為替レートの変動が大きく、値動きによっては大きな含み損になるので、スワップ益だけを狙うなら、同じ新興国通貨で比較的値動きが小さい南アフリカランドもおすすめの通貨です。
積立FXはSBI FXトレード
積立FXを始めるならSBI FXトレードです。
いまは積立FXのサービスはSBI FXトレードにしかありません。
ただ、他のFX会社が積立FXに似たサービスを始めたとしてもSBI FXトレードのように1通貨単位での購入は難しいと思うので、少額で始めたいのであればSBI FXトレード一択になるでしょう。
積立FX まとめ
最後にもう一度、積立FXの内容を確認しましょう。
積立FXのまとめ
- リスクを抑えて運用ができる
- 感情に左右されないの気を揉む必要がない
- コツコツを利益を積み重ねたい人に向いている
以上の特徴を理解することで、あなたに積立FXが向いているのか判断しましょう。
積立FXはレバレッジで資金効率良く取引できるFXに興味があるけれど、リスクが高そうで怖いとFXを始めることに二の足を踏んでいる人におすすめのサービスです。
まずは積立FXを足がかりとして、FXをはじめてみるのも良いでしょう。