インタビュアー:やさしいFX教室編集部 大島
今回インタビューさせて頂いたのは、大阪府にお住いの小山さん(仮名)34歳です。
小山さんはサラリーマンとして日中働きながらも、仕事終わりにスキャルピングで稼いでいる副業トレーダーさんです。
話を聞いていると、小山さんの投資への誠実な姿勢や、ルール設定の大切さを感じました。
なぜメインでSBIFXトレード口座を使っているのか、ぶっちゃけいくら稼いでいるのか?など、根ほり葉ほり聞いてみましょう!
FXを始めようと思ったきっかけは?
まず、平日24時間取引できるのが一番の理由ですね。
僕はサラリーマンなので平日は朝から晩まで仕事で、早朝か深夜しか時間がないんですよ。
そしたら、9時〜15時の株なんてやりたくてもできないじゃないですか?
持ち越して夕方にバッドニュースがリリースされて翌朝暴落されたら嫌だから、僕はデイトレ専門でやってます。
でもあくまで本業はちゃんとしたいと思ってたから、株のデイトレは平日に休み取れた日しかできなかったんです。
やりたくても会社でトイレトレーダーになるわけにもいかないし、でも資産運用はしたいしなぁ…ってある意味中毒だったんです(笑)
そうなんです(笑)
FXは24時間市場が開いてるから、勤務時間外にトレードしたかった僕にぴったりでした。
しかもFXは、レバレッジのおかげで軍資金が少なくても大きな取引ができるのも魅力でした。
株の信用取引だと資金のたった3倍しかできませんけど、FXは25倍という効率の良さ!
長時間保有するとそわそわして落ち着かないので、経済指標を狙ってスキャればサクッと稼げることに気付いて以来、激短スタイルでコツコツやってます。
トレードに使っているツールは?
家族共有のノートパソコン(windows)と、私物のスマホ(2年半前に買ったiPhone7)を持ってますが、トレードは基本スマホです。
パソコンだと持ち運びも面倒だし、ツールの立ち上げに時間もかかるし、そんなに大画面要る?って思ってます。
それなら時と場所を選ばずタップひとつで発注できるスマホの方が便利じゃないですか?
パソコンは基本的にトレードには使ってなくて、気が向いた時にファンダメンタルズ分析に使えそうな情報収集してるくらいです。
スマホだと画面が小さすぎて、ネットサーフィンに不便なので。
スキャ中心でやってる僕ですが、激短投資に疲れた時には休む…と思いきや、やっぱり少しでも利回りが欲しくて、スワップ狙いの中長期的放置トレードがやりたくなる時期があるので、そのための情報収集ですね。
普段はどのくらいの頻度で取引していますか?
基本的に1日1回が多いです。
今後の反省のため、1回1回のトレードの記録を付けているので、あまり回数を重ねると日誌書くのが大変なんです(笑)
あと、日々勝ち逃げしたいから1回しかやらないっていうのも理由です。
待ちに待った経済指標で荒れ相場が来てくれて、見事利益を勝ち取ったのに、欲を出してもう一度エントリーした時に限って負けてしまうのがお決まりのパターンなんですよ。
ただし、この業界では有名な月に一度の「お祭り」、つまりアメリカの雇用統計の日だけは別で、ほぼ相場は大荒れするので、朝までの数時間の間に何回もトレードすることもありますよ。
結果としては勝ったり負けたりの繰り返しですが、自分の判断でそうしてるので、後悔やたらればはしないようにしてます。
なぜSBIFXトレードの口座を選びましたか?
SBIFXトレードを選んだきっかけは、大学生の頃に遡ります。
ちょうど2回生の時にリーマンショックが起きて、世界中の株価が下がったんです。
損した人には申し訳ないですけど、今のうちに買いだめしとけば儲かるんじゃないのって思って、あの時はまだ未成年だったんで親と相談しました。
そしたら、経済学部なんだし、勉強も兼ねてやってみたら?って賛成してくれたから、最初は松井証券に口座を作りました。
それが投資の勉強をするはずだったのに、派手な値動きをする仕手株に手を出しちゃって、物の見事にカモにされて、せっかく貯めてたバイト代を結構削っちゃいました(泣)
それきり仕手株には手を出すまいと誓って、今度は大手であるソフトバンクに目をつけたんです。
確かあの頃、ソフトバンクの孫社長が有利子負債をゼロにするとか言ってたので、企業の財務体質が大幅に良くなるんじゃないかと思って買ったんだと思います。
しばらくはリーマンショックの影響もあってかソフトバンクも低迷してましたけど、大学を卒業して社会人になってからアベノミクスあたりで好景気の波にも乗れて、2,000円もせずに買っていた株は、仕事が忙しくて気付けば5,000円の大台に差し掛かってました。
今はなんと1万円を超えてますが、とりあえず原価の2.5倍で売って、仕手株の損も取り戻すことができました。
話は戻りますが、大学3回生になって単位もだいたい揃って時間に余裕が出て、バイト代も結構貯まっていたんです。
もっと効率的に運用したいなと思ってネットで調べたら、資金の3倍の取引と空売りもできる信用取引というのがあるのを知りました。
たまたまバイト代の振込用口座として住信SBIに口座を持ってたよしみで、SBI証券に口座を作りました。
手数料も安そうだったので。
そうして、社会人になってからは時間帯が限られる株取引は卒業して、仕事上がりでもトレードできるFXをやりたいと思うようになったんです。
スプレッドも安くて取引ツールも使いやすそうだったので、そのままSBIFXトレードに口座を作ったというワケです。
利用していて安心感はありますか?
安心感はありますね。
まず、かなり相場が荒れたとしても、がっちりと約定力を発揮してくれるので、利確や損切りを失敗することがないんです。
要人発言や経済指標で荒れた時はスプレッドは多少広がってしまいますが、程度の差はあれどこのFX会社でも同じだと思うので気にしてません。
あと、顧客資産が金融機関に信託保全されてるので、もしもSBI証券が潰れてもお金は返ってくるというのも安心要素です。
さらに、SBI証券の自己資本規制比率が飛び抜けて高いのも良いと思ってます。
2018年12月末時点で1,221.7%らしくて、他社と比べたらめちゃくちゃ高いことについ最近気付きました(笑)
手続きの手間はかかりましたか?
手間は全然かからなかったですね!
オンライン申し込みでプロフィールとか打ち込んで、免許証も写メったデータ貼り付ければ済んだので、郵送の手間要らずで簡単に口座作れた記憶があります。
大学の時に借りてた奨学金はありましたけど、それ以外の負債はなかったですし、一応正社員でちゃんとした収入があったので、奨学金を正直に書いても審査通してもらえたんだと思います(笑)
申し込みから口座開設完了の通知が来るまでに1週間もかかってなかったと思います。
口座への入金については、元々株やってた頃から、当時の三菱東京UFJ銀行のネットバンキングの即時入金を使ってましたので、速攻で完了でした。
なので、申し込みからトレード開始までトータルで1週間以内だった覚えがあります。
基本的にはわかりやすい作りになってると感じてます。
「マーケット」「チャート」「スピード注文」「口座管理」「照会/履歴」「メニュー」の6部構成で、メニュー以外の5つは文字通りのツールなので選択に迷うことは少ないですね。
メニューは他の5つも含めて、経済指標やニュース、各種設定、振替、お知らせ、ヘルプなど、ツールが全部ここに入ってます。
なので、分からなければまずはメニューをタップして、ここから行きたい場所を探せばいいのかなと思ってます。
最近、SBIFXトレードは口座作るだけで500円のキャッシュバックをやってるみたいですけど、僕が口座作る時はなかったと思います。
そもそも僕の場合、SBI証券に元々あった株の特定口座にFXの口座を足すだけみたいなイメージを勝手に持ってて、「新規じゃないから無理でしょ」って思い込んでたんですよ(笑)
ですよね、僕もいまそう思ってます(笑)
あの当時どんなキャンペーンやってたのかは覚えてませんけど、たぶん500円すらもらってないです(笑)
使っていて不便に思うことは?
チャートの通貨ペアと時間足の切り替えが不便ですね。
僕はもう一つDMMFXも使ってるんですけど、DMMならタップだけで変えられるんですよ。
iPhone7を使ってるんですけど、チャートを切り替えようとしたら、ローラー式で選ぶようになってるから、米ドル円からランド円とか、5分足から日足とか、ローラー内で離れてる所に変えたい時にめっちゃ回さないといけなくて不便なんです。
あと、サポートの営業時間が月〜金の9時〜17時という短さには困ってます。
特にSBIの使い始めの頃、色々と分からないことがあったんですけど、聞きたくても日中仕事が忙しくて電話できないんですよ。
駆け出しのサラリーマンには昼休みなんかあってないようなものなので、たまに頑張って時間を絞り出してサポートに掛けても、みんなお昼に電話するんでしょうね〜全然繋がらないんですよ(泣)。
トレードやツールについてはもう何年もやってきて慣れてるので聞くことはないですけど、「お知らせ」読んでてで分からないことがあったらサポートに電話して聞きたいなって思うことが良くあるんです。
「そんなの24時間メールで質問受け付けてくれてるだろ!」って思われるかもですが、僕仕事以外でメールとか文章打つの面倒なタイプなので、サクッと口頭で教えて欲しいですね。
使っていて利点に感じている点は?
約定力が強いことやスプレッドが狭いこと、それにアプリが見やすいし、チャートに線が引けることなどですかね。
あと少し珍しい通貨ペアがあるのも魅力です。
約定力に不足ないのは先ほどお話ししたとおりですし、スプレッドについても1万通貨(1ロット)以下なら米ドル円で0.27銭、1万通貨以上でも0.3銭なので他社と比べても遜色ないと思います。
アプリも自動ログイン機能でスピーディに立ち上げられますし、黒の背景に赤と青のローソク足チャートが単に見やすいだけでなく、高級感を醸し出していて気に入ってます。
あと、チャートにラインを書ける機能が付いているので、サポートラインやトレンドラインを引き、エントリー・決済ポイントを考えるのに活用してます。
個別チャート画面内にある鉛筆みたいなマークをタップするだけで簡単に使えますよ。
通貨ペアについても、米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円、ユーロドルの6大基軸通貨は当然扱ってますが、シンガポールドルやノルウェークローネ、スウェーデンクローナ、ポーランドズロチなどの珍しい通貨ペアがあるのが面白いと思います。
僕もたまにやってますが、高スワップで最近人気沸騰中のトルコリラもあるので、スワップ狙いの人はSBIもおすすめですよ。
資金はいくらぐらい用意しましたか?
ズバリ「100万円」です。
学生時代に貯めてたバイト代は、実は信用取引に失敗してすっちゃったので、社会人になってからの給料となけなしのボーナスから捻出して貯めました。
100万円ってキリの良い金額なので、いくら増えたのか減ったのかが分かりやすいかなと思ってこの金額にしました。
レバレッジのおかげで最大25倍(2,500万円)までトレードできますし、例えば米ドル円だと20ロットも買えたので、100万円もあれば十分スキャでも利益を出せましたから。
ぶっちゃけ、稼げてますか?
ぶっちゃけ、稼いでますよ。
え、金額も言わなくちゃダメですか?(笑)
え〜っとですね、1日にだいたい2,000〜3,000円くらいスキャでプラスになったらトレードやめてますんで、月に5万円くらい、年間50万円以上は稼いでますね。
いやいや、超人じゃあるまいし、もちろん勝率は100%じゃないですよ。
エントリーした瞬間に相場が逆に動いて損しちゃったこともたくさんあります。
含み損のまま塩漬けにした時に限って大損することをよく分かっているので、マイナス3,000円で必ず損切りもしてます。
結局僕は長期で持ち越すのが気持ち的に嫌なので、要人発言とか経済指標で相場のボラが大きくなるタイミングを狙って短期でしか基本やらないんです。
少しでも利益が乗ったら逃げたいので、数千円の含み益で利確してるんですよ。
こんな感じで、「チリツモ」で年50%の運用目指して日々奮闘してます。
※ここまでの記事はインタビュー内容を書き起こしたものであり、話者の主観が含まれています。一定の取引動作や約定の保証は致しかねます。
さいごに
大学生のころから投資を始められた小山さんでしたが、その取引スタイルは経験値からか、しっかりと自分ルールに従ったもののようでした。
それを証明するかのように、利益をしっかりと上げていましたね。
また、SBIFXトレードのリアルな不満を語っていただきました。
やっぱり、不満というものはどこの口座にもあるものなので、そのマイナス点を自分が許容できるかどうかを検討してください。
編集部が選ぶFX口座 SBIFXトレード
スプレッドの狭さが特に目を引SBIFXトレードです。
サポート体制やツールの利便性は、初心者には物足りない部分があるかもしれません。
しかし初期費用とツール機能の面で評価が良く、初心者の方には取り組みやすい口座といえます。
自己資本比率の圧倒的な高さや約定力の高さからも、安心して長く使っていける口座として初心者にオススメできます。
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