FXの世界へ足を踏み入れるときの疑問や不安とは
FXに興味を持ったばかりのとき、次のようなことを感じませんか。
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- FXをこれから始めたい!でもどうやったらいいの?
- FXって難しそう
- FXで儲けられるか不安
これらは多くの方が抱える疑問や不安です。
しかし安心してください、
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- FXを始めるまでの簡単3ステップ
- リスクをおさえる4つのしくみ
- おすすめのFX会社選び
- 口座開設の流れ
といったおさえるべき4つのポイントをご紹介します!
【はじめてのFX その1】FXは簡単3ステップで始められる
FXを始めるためにすることは、次の3ステップです。
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- FXのしくみを知る
- FX会社を選ぶ
- 口座を開設する
まず、FXがどういうものか知る必要があります(1)。次に、始めるまでにどの程度まで知識を蓄えなければいけないのかを知ることです。FXの基本的なしくみは単純です。しかし、深く知ろうとするとかなりの勉強量が必要です。
基本的なしくみを知ってからは、実際の取引を経験した方が理解が早まるでしょう。
十分に理解する前に取引を始めることは不安かと思いますが、FX会社によっては初心者に向けた様々な機能やサービスが用意されています。それらを有効活用すると良いでしょう。
次にFX会社を選びます(2)。多くの会社がありますが、それぞれが持つ特徴は異なります。重要なのは取引スタイルに合ったところを選ぶことです。
はじめてFXに挑戦するという方は初心者向けのサポートが充実している会社を選ぶと安心です。
注目すべき機能やサポートとおすすめFX会社については、後述します。
FX会社が決まったら、そこの口座を開設します(3)。口座申し込みまでの手続きであれば、5~10分ほどで済みます。
ほとんどの口座は口座開設と維持費は無料です。じつは多くのトレーダーは、複数口座を持っています。そして、取引状況に応じて、使い分けています。
FXを始める流れは、たったこれだけです。
【はじめてのFX その2】そもそもFXって何?
FXで稼ぐ人は老若男女さまざま
家事と育児をしながら毎月200万円の利益を出す主婦や、年間1,000万を稼ぐ大学生など、FXは多くのメディアで紹介されています。
世の中には様々な副業や投資があります。FXはその中でも家事や仕事、学業の空き時間でもできるので、人気があります。
日本のFXの歴史は、約20年になります。日本のFX口座数は、現在626万口座(2017年3月)を超えました。
なかにはFXでうまくいかない人もたくさんいます。そういった人たちが失敗している原因の大半は間違った解釈をしていたり、その時の気分で取引している場合です。
そうならないためにもFXを始める最初が肝心です。
仮に初心者のうちに損失が出たとしても、その金額をおさえることが大切です。
そして、為替相場の肌感を知り、取引に慣れてしまえば、あとは自然と利益を積み上げられるようになります。
FXの基本のしくみは単純!
FXを簡単にいうと「2つの国の通貨間で、売り買いする取引」のことです。
ニュースや新聞などで、円高やドル安といったことを見聞きしたことはありませんか?
じつは、通貨の価値は常に変化しています。そして、通貨同士で価値を示す「ものさし」となっています。
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- ドルの価値が上がると思ったら「買う」
- そして、実際にドルの価値が上がったら「売る」
価値が上がれば、その分が利益になります。逆に価値が下がってから「売る」と損失になります。
例えば、
1ドル100円のときにドルを買い、101円になったら売る。
これだけで1万円の利益です。(※10,000通貨単位で取引の場合)
ドルと円で説明しましたが、世界中の通貨同士で取引ができます。
もう一つの稼ぎ方?FXなら金利でコツコツ着実に利益を上げられる
先ほど紹介した利益の出し方は、通貨の価値の変動(為替変動)を利用した方法です。
じつは、FXにはもう一つの利益の出し方があります。それは、金利(スワップポイント)でコツコツと利益を出す方法です。
世界の主要国の中央銀行が定めた金利を政策金利といいます。景気の良し悪しによって決まり、国(通貨)ごとに異なります。
低金利の通貨で、高金利の通貨を買って保有し続けると、金利の差額分が利益となります。
これが、利益を出すしくみのスワップポイントです。
例えば、日本の円は超低金利の通貨です。そこで、高金利の通貨(トルコリラ(TRY)、南アフリカランド(ZAR)など)を日本円で購入して持ち続けると、毎日金利がもらえます。
トルコリラの政策金利は、2020年4月時点で8.75%です。
例えば、トルコリラを1万通貨分買うと毎日35円のスワップポイント(金利)がもらえます。つまり1年間持ち続けると約12775円もらえることになります。(※)
(※)スワップは変動するので、概算金額になります。
ただし、高金利の通貨は低金利の通貨に比べて為替変動が激しいので注意しましょう。
せっかく金利をコツコツともらっていても、為替変動で価値が大きく下がると、利益以上の含み損を抱えることになります。
オーストラリアドル(AUD)やニュージーランドドル(NZD)といったオセアニア通貨ならリスクを抑えられるのでおすすめです。
トルコリラや南アフリカランドといった超高金利の通貨ほどではありませんが、経済が比較的安定しているため、為替変動が少ない傾向にあります。
金利と為替変動のバランスがとれているので、これらも人気のある通貨です。
FXは24時間どこでも取引が可能
株式市場の場合は午前9時から午後15時まで。
一方、FXの為替市場は世界中にあるため、24時間どこかの市場は開かれていて、取引ができます。
ただし、時間帯によって値動きの特徴があるので、それらを抑えておくことが重要です。
また、FX取引はパソコンとスマホのどちらでもできます。例えば、家事の合間や仕事の休み時間だけでなく、布団の中で取引することも可能です。
FXなら時間と場所を選ばず、5分ほどの空いた時間で取引できます。
【はじめてのFX その3】FX初心者が押さえておくべき4つのしくみ
FX初心者の場合、為替相場の変動や取引タイミングの肌感を覚えるまでは、どうしても失敗しやすい状況にあります。
FXには、慣れないうちに起きる失敗や損失を抑えるための様々なしくみがあります。
FX初心者がぜひ有効活用すべき機能や特徴を紹介します。
①少額でFXを始める
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1通貨単位に注目する
FXには「通貨単位」というものがあります。
取引に最低限必要な通貨のことで、10,000通貨単位が一般的です。
例えば、1ドル100円の場合、100万円からの取引となります。そうすると、100万円もの資金を集めないとFXを始められないと思うかもしれませんね。
じつは、FX会社によっては1,000通貨単位から取引ができます。これだと、10万円から取引できます。
高額で取引をすると、精神的な負担も大きくなります。特にFXをはじめたばかりの場合は、大きな損益がでると冷静に判断して取引することが難しくなります。
潤沢な資金がある方は別ですが、FXを始めたばかりのうちは、できるだけ少額で取引をして損失が出たときの経済的・精神的の両面でダメージを抑える方が良いでしょう。
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2レバレッジを利用する
さらに、レバレッジという機能を利用すれば、最大25倍で取引できます。そうすると、1,000通貨単位であれば、4,000円からFXを始められます。
レバレッジの原理は、元手が4,000円でドルを1,000通貨単位(1ドル100円なら10万円)つまり、10万円を保持しているものとして取引ができます。
ただし、注意してください。レバレッジをかけた分だけ、損益が大きくなります。
レバレッジというのは「てこの原理」のことをいいます。つまり、少しの力(値動き)で大きな力(損益)を発生させるしくみです。
レバレッジ25倍の場合、同じ為替変動であってもレバレッジをかけない場合(レバレッジ1倍)に比べて、利益は25倍になりますが、逆に損失が出た場合も25倍となります。
上記の例でいくと、マイナス1円の値動きがあった場合、レバレッジ25倍だと1万円の損失となります。元手が4,000円だとマイナス1円の値動きに耐えられないことになります。
数銭~数十銭の値動きの中で取引しなければいけません。
リスクを抑えるためにも最低資金として10,000円は用意した方が良いでしょう。
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3少額でFXを始めるためのまとめ
少額でFXを始める方法は、以下の2点になります。
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- 「通貨単位」が1,000通貨単位のFX会社を選ぶ
- レバレッジ機能を利用する (※ただし、レバレッジの倍率に注意する)
レバレッジは、用意できる資金とのバランスを見て、最初はできるだけ倍率を抑えましょう。
1,000通貨単位で取引できるおすすめのFX会社は、外為オンラインと外貨ex byGMOです。
これらのFX会社は、通貨単位以外にFX初心者向けの機能やサポートが充実しています。
②自動売買で24時間お任せ
FXには、自動売買システム(システムトレード/シストレ)という機能があります。
システムが24時間いつでもあなたの代わりに取引をしてくれます。
この機能を利用すれば、FX初心者であっても「FXの難しい勉強」や「多くの取引経験」を必要としません。
また、FX初心者だけでなく、次のような人にもおすすめです。
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- 家事や育児で忙しい主婦
- 仕事で忙しいサラリーマン
- 裁量トレードで上手く利益を出せないFX経験者
シストレは、すべてのFX会社が提供している機能ではありません。シストレにはいくつかタイプがあり、なかには、始めたばかりの人に向かないタイプもあります。
FX初心者におすすめしたいのが「自動発注機能型(リピート発注型)」です。これは、最初に条件を設定して、売買(「発注」と「決済」)を自動で繰り返します。
この場合は、外為オンラインの「iサイクル2取引」がおすすめです。
逆に、FX初心者にあまりおすすめできないのが、「プログラム型」です。これは、自分で売買プログラムを組んで実行させるというものです。
プログラムを組んだり改良したりするのは難しいですし、利益を出せるようなプログラムを完成させるまでに時間がかかるので、忙しい人にもあまりおすすめできません。
FXを始めたばかりで取引にあまり自信がないなら、シストレを利用してはいかがでしょうか。自動売買システムで慣れない人でもプロのような取引ができます。
③デモトレードで取引の練習ができる
デモトレード(デモトレ)は、実際のお金を使わずにFX取引の練習ができる機能です。
FXを始めたばかりだと、「為替変動や売買タイミングの感覚が分からない」、「取引ツールの操作がうまくできない」といった理由で、どうしても損失を出すリスクが高くなってしまいます。
デモトレードなら実際の資金で損失が出ないので、わざと大きな損失を出してみて、経験しておくこともできます。
ただ、デモトレはあくまで練習なので、実際の取引と同じ緊張感は持ちにくいです。デモトレで練習後に、初めて実際の取引をする場合は、少額取引を行うなど、慎重に取引した方がいいしょう。
デモトレもシストレと同様に、すべてのFX会社が提供する機能ではありません。実際の売買取引する前にデモトレで練習したい場合は、デモトレを提供するFX会社を選ぶようにしましょう。
デモトレのサービスを提供するおすすめ会社としては、外為オンラインとDMM FXです。
外為オンラインは、「少額取引可能」「システムトレード可能」でFX初心者に人気のあるFX会社です。
DMM FXは、スプレッドという取引ごとにかかる費用を抑えることができます。デモトレで取引練習したあと、たくさん取引したい人におすすめです。
④スワップポイントでコツコツ着実に稼ぐ
先述しましたスワップポイントを使用して稼ぐ方法も、FX初心者にはおすすめです。高金利の通貨を持ち続けることで、確実に利益が積まれます。
ただ、大きな利益をだすためには多くの資金を必要とします。また、為替変動の影響は受けるので、ロスカットしないために余裕を持った資金を用意しておきましょう。
スワップポイントや取り扱い通貨は、FX会社ごとに異なります。マイナー通貨のトルコリラ(TRY)、南アフリカランド(ZAR)ならGMOクリック証券がおすすめです。
また、オーストラリアドル(AUD)やニュージーランドドル(NZD)であれば、スワップポイントの高いDMM FXがおすすめです。
【はじめてのFX その4】あなたの取引スタイルに合ったFX会社は?
初心者がFX会社を選ぶためのおすすめ機能や特徴を紹介しました。
あとは、自分がどういった取引スタイルでFXを始めたいかです。
例え初心者におすすめのFX会社であっても取引スタイルに合わない業者を選んでしまうと、必要な機能がなかったり、最大限の利益を出せなかったり(損失を拡大したり)することになります。
初心者がFX会社を選ぶうえで、重要なポイントは以下になります。
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- 少額で取引できるか
- デモトレードが利用できるか
- 初心者向けの自動売買システムが利用できるか
スワップで稼ぐなら
スワップポイントの条件が良いか、取引したい通貨を扱っているか
たくさん取引したいなら
スプレッドが狭いか
上記以外にも以下のポイントをチェックすると良いでしょう。
豊富な情報提供サービスがあるか
FX会社によって提供される情報は、(動画)セミナーや有識者・プロのトレーダーの声、初心者向けのFXノウハウなど、その内容も量もさまざまです。
ここでもおすすめなのは、外為オンラインとDMM FXです。どちらも初心者に役立つ情報が満載です。また、中上級者向けの情報も揃っているので、FX初心者を脱してからもそのまま快適に利用できます。
もしものときのサポートが万全か
困ったときや緊急で対応してもらいたいときに、FX会社へすぐに連絡が取れて、早急に対応してもらえるなら安心です。
FX会社の中には、24時間体制で電話とメールでサポートしているところがあります。
また、DMM FXは業界初のLINEによるお問い合わせに対応していまます。電話で話すことが苦手な人でもメールよりもテンポよくやり取りできることが期待できます。
また、クリック入金サービスも魅力的です。取引画面から簡単な操作で、金融機関の口座からFX取引口座へ資金移動ができます。
平日はもちろん、土日・祝日も原則24時間いつでも入金できるサービスです。
急激な為替変動によるロスカットを避けたいときや、大きく稼ぐチャンスを逃さないように、直ちに取引口座へ入金できるのは魅力的なサービスです。
【はじめてのFX その5】口座開設の手続きは、5~10分で簡単
FX会社が決まったら、口座開設を行います。口座開設~FX取引開始までの流れは以下になります。
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- 口座開設の申込み
- 本人確認資料の送付
- 審査
- 口座情報の受取り
- 口座に資金を入金
- FX取引を開始
大抵のFX会社で口座開設の申込み手続きを5~10分でできます。
その後、審査待ちがあります。こちらもFX会社によりますが、最短即日(通常2~3営業日)で審査が終わります。これで口座開設が完了となります。
口座が開設されたら、その口座へ資金(証拠金)を入金して取引開始となります。
【はじめてのFX その6】その他、基本知識について
ここまでの知識でFXを始められますが、それ以外の基本知識についてご紹介します。
証拠金に余裕を持った取引をしましょう
FX口座へ一定のお金を預けることで、この資金の範囲内で取引ができます。この担保金を「証拠金(保証金)」といいます。
レバレッジを利用すれば少ない資金で取引量を多くすることができます。先述にもあるとおり、レバレッジをかけるほど為替変動の影響を大きく受けるようになります。
レバレッジ25倍で取引すると、1倍で取引した場合に比べて、同じ為替の変動量でも利益は25倍となります。逆に損失も25倍になります。
FXには、ロスカットという制度があります。これは、「発注」した状態で損失額が増えて、口座にある証拠金に対して一定の水準以下になると、強制的に「決済」される制度です。
レバレッジのかけすぎが原因で少しの為替変動でロスカットが頻繁に発生していては損失ばかりが膨らんでしまいます。また、急激な為替変動が原因で、直ちに決済が受け付けられずに追加で損金を支払わないといけない場合もあります。
初心者のうちは損失を出すリスクが高いので、レバレッジをかけずに(かけても3倍までに抑える)取引することをおすすめします。
また、証拠金に余裕を持った取引を心掛けましょう。
特徴が違う複数のFX会社で口座をつくってみよう
多くのトレーダーがFX口座を複数開設しています。
FX会社によって、「システムトレードができる会社」、「スワップポイントの条件がいい会社」、「スプレッドが狭い会社」といったようにFX会社によって、その特徴は違います。
状況に応じて、最適な口座を選んで取引できるので、より多くの収益を上げるチャンスがあります。
また、普段の取引で利用しているFX会社で、システム障害により取引ができない状況になったときに、他のFX会社で取引することができます。せっかくの取引チャンスを逃してしまう、といったリスクを減らせます。
口座の開設費や維持費は無料なので、1つの口座のみ開設することと比べて、費用が多くかかるようなこともありません。
取引ツールについても比較することで、自分に合った使いやすいツールを選べます。
複数のFX口座を開設してみましょう。
資金をあまり準備できない人は、少額取引ができる会社を選ぶ!
複数のFX口座を持つことはおすすめですが、その分、証拠金が必要です。証拠金に余裕を持たせるためにも用意できる資金とのバランスを取って、口座をいくつ持つか決めてください。
資金を多く準備できない場合は、少額の1,000通貨単位で取引ができる口座の中から選ぶとよいでしょう。
【はじめてのFX その7】まとめ これからFXを始める方へ
いかがでしたか?
FXには初心者をサポートする機能や特徴がたくさんあります。これらを利用して、損失のリスクを下げて、より利益を出せるトレーダーを目指しましょう。
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- 少額で取引する
- デモトレードで取引の練習をする
- 自分の取引スタイルに合ったFX会社を選ぶ
- FX口座の開設費や維持費は基本無料。手続きはたったの5~10分
- 複数口座を開設し、状況に応じて使い分ける
- 自動売買システムを利用してみる
- 金利で稼ぐ場合…スワップポイントの条件が良いかをチェックする
- 取引回数が多い場合…スプレッドが狭いかをチェックする
これらを参考にFX生活を楽しみましょう!